夏だ!海だ!美少女だ!-1
夏休みに入って生徒会は皆で大洗の海に行くことになった。
海に行くのは久しぶりだし周辺にある水族館に行くのもガキの頃以来だ。
地元の電車から行くので駅前で待ち合わせをした。
「みんな揃ったべ!んじゃ出発だ!」
ハイテンションな春。無理もない待ちに待った夏休みだしその前は期末テストと中間テストでどえらい事があったしなぁと俺は思った。
まぁその時の話はまたの機会にということで。
「それにしても春さんと可鈴はそのデカイ板みたいなやつは何なんだ?」
「・・・これは、サーフボード・・」
「んだ。サーフボードっちゅうやつだべよ。知らねぇのか?田舎者はダメだなぁ」
いや、訛ってるやつに言われたくねーよと心の中で思った俺。
それに理名のお上品な服は素敵だ。白い帽子にピンク色のワンピースに白いカーディガンがいい。
さらにはなんと言っても玲奈の服は今風のファッションに身を包む。
サングラスを頭にかけて黒いワンピースに半袖のパーカーにジーンズパンツをはいている。
しかも胸元にはタトゥーシールの桜が付いていてスポーティーな美少女って感じだ。
それに控え春は某スポーツジャージを着ている。
見るからにヤンキー風な美少女。駅前でたむろされると怖さを感じる
可鈴にいたっては何故か夏用の制服を着てきた
「それにしても匠の服はファッションの欠片もねぇな」
「そうですか?春さん」
「ったりめーだべ Tシャツにジーンズにリュックってな」
「うん・・海に行く・・盗撮の・・」
「だぁー!可鈴!それ以上言うのはまずいぞ!それに俺はそんな事はしない!」
「しないんじゃくて、やる度胸もねぇべな。」
「ほら!みんなー!電車に乗り遅れるよ!」
玲奈の声に慌てて電車に乗り込み海へ向かった。