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「しちゃう?」
【その他 官能小説】

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「しちゃう?」-6

「シュウ。去年、触ったよね」
ぼくの心を見透かしたように千香子が言ったので答えに詰まった。
「なに?……」
「あたしの、触ったでしょ」
「え?起きてたの?」
「途中から……」
「ごめん……」
「いいよ。あたし、もっと触ってもらいたいって思ったんだけど、ちょっと怖い気もして……今日はどこでも触って」

 繁みを潜ると割れ目に達するや否や、指は夥しいぬめりの壺にはまった。
「あうう……」
胸を反り、千香子は口を閉じて声をかみ殺す形相だ。
 どろどろの汁を湛えた入り組んだ襞。どこがどこやらわからない。指は縦横になぞり、孔に浸かった。
「気持ちいい……」
目を閉じた千香子の顔は酒に酔ったみたいに赤い。

「見ていい?」
「……うん……」
千香子は膝を立てて脚を開いた。布団をはいだのはぼくだ。
「恥ずかしい……」
こんな甘えた声を出す千香ネエは初めてである。
 隠すように腰をひねったのを太ももを抱えた。
「シュウ、あんまり見ないで……」
上気した目元、頬。本当に困った顔が可愛い。圧倒的に盛り上がった乳房も恥じらいに揺れて見える。

 黒い繁みに囲まれた秘唇が濡れて歪む。
両手で股を開くと千香子は観念したように自ら腰を上げた。
顔を寄せていった。
「ああ、シュウが見てる……」
亀裂に満ちた液が溢れて尻穴まで伝っている。
(すごい……オマ○コ……千香ネエの、オマ○コ……)

「シュウのも見せて」
顔をあげた千香子に見えるようにぼくが膝立ちになってペニスを掲げた。
「触りたい……シュウ……」
体をまたいで突き上げたペニスを押し出した。
「ああ、シュウの……」
 千香子はそっと握り、下へ下げようとする。硬くて下へは向かない。
「チューしたい」
ぼくは四つん這いになって唇に先端をあてた。

「千香子……」
「うぐ……」
唇が亀頭を含んで舌が動いた。
(ああ、気持ちいい)
 間もなく兆しが表れてぼくは引き抜いた。

「出ちゃうよ」
ペニスは直前の喘ぎを見せて息を荒らげている様相である。
千香子は半身を起してぼくにキスをした。
「シュウ……しちゃう?」
枕元の手提から取り出したのはコンドームだった。
「今日、買ったの」
小さな金色をした箱。見たことがある。販売機にあるやつだ。
「シュウならいいよ。バージンあげる。シュウの童貞、ちょうだい」

千香子は後ろ向きになると手をつき、尻を突き出した。
「カブトムシみたいに、して……ああ、シュウと交尾する……」
肉感を漲らせ、女体の脂肪に膨らんだ大きな尻の真ん中に秘液を滲ませた唇が囁いているようだった。
『しちゃう?……しちゃおうよ……』……


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