V 欲望の制服-2
・・・破瓜の人形・・・
撮影者は少女を人形の様に扱いながら、自在に体位を取らせ己の欲望を消化させていく。
少女が男のモノに蹂躙され続けていく受難的な画像の数々。
男は事前に撮影構図を十分考えていたのであろう。
観ているだけの佐藤でさえ、興奮のあまりイキそうになる程である。
一度脱がした制服のスカートを着用させた上で、意識の無い少女に騎上位を取らせると下から突き上げる様に刺し貫く。
結合部が上手く写る様にスカートの裾を捲り上げ、三脚とセルフタイマーを駆使し良い角度で撮影している。
同じ様に少女は着せ替え人形の様に扱われながら、ひとつひとつ男の欲望を形に変えて行く事になる。
察するにこの撮影者である男は、単なる「ハメ撮り写真」では無くこの少女がセックスさせられてる証拠が欲しいのであろう。
同時に激しい欲望からも、少女の身体に相当な負担がかかっている事が予想される。
少女に対する拷問とも思われる凌辱は、胸と下腹部そしてメガネをかけた顔への射精と破瓜を伴う性交で裂傷出血させた膣内を拡げ写した痛々しい画像で幕を下ろす。
幸い膣内に体液の形跡は見受けられず、「生だし」は自重された様である。
画像は撮影後順番を並び替えられていたが、 合計6時間弱少女を貪り続けた挙句2時間に一回の割合で射精している。
全ての行為が終わった後に少女は目を覚まし、いったい何を思ったのであろうか?
その後この男とどう行ったやり取りが行われたのであろう?
撮影された画像からしても男の少女に対する執着が窺わされる。
到底この行為を持って、少女がこの男より解放されたとは思われにくい。
発想を変えればこの画像を持って、少女との関係を維持させている?
そう考えると異常なまで撮影構図も自然と説明がつく。
今なおこの少女は撮影者である男から凌辱され続けているのであろうか?
羨ましくも妬ましく思われる。
そんな妄想を膨らませながら、佐藤の長い夜は続いて行く。
もしも佐藤信也がこのSDカードを警察に届けていれば、今後の運命は大きく変わっていたかもしれなかった。
被写体少女が未成年である事が容易に想像される以上・・・
そして少女と男の関係が、佐藤の想像通り事件性をうかがわせる以上そうすべきであったのである。
しかし佐藤の選択は異なっていた。
この日「ファイルの中の少女」は、佐藤の所有物となる。