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ふたなりJK朋子
【性転換/フタナリ 官能小説】

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シーン1-1


 彼女は久しぶりに学校に通う。幼稚園も途中でやめて小学校の頃から体育の授業にあまり出なくなり、中学からは気が向かないとすぐズル休みするようになっていた。それでも、親は体の事が原因なのを知っているので咎めず、暇をもてあましてるときは人生経験のためとスポーツやアートなど興味を示したものはインストラクターを付けて習わせていた。学校にもそれを伝えているので、目立たないだけで問題児でもないし、ある意味十代を有意義に過ごしていて、裕福な家だから非行に走ることもないという事になって教師もあえて口を出さず、特別扱いされていた。
「朋子、おはよう」
「…おはよう」
 その生徒は髪を左右にひっつめにしたまるで化粧っけのないまじめそうな少女だった。ややそばかすのある顔に笑みを浮かべて挨拶してきたが、兄弟の中で長女で面倒を見る癖が染み付き、友達からもおせっかい呼ばわりされて学級委員長を勤めることになり、女子の割には群れるのをあまり好まず、口数の少ない彼女とも中学が同じだった事もあって何かと気にかけていた。
「学校来るの、久しぶりだね」
「……」
「別に、朋子がサボって悪い事してるなんて誰も思ってないわよ。学校が嫌いな理由は知らないけど、テストだけじゃなく出席もないと進級できないから…やっぱりちゃんと顔出さなきゃね。別に、委員長だから言ってる訳じゃないし。すぐに元の感じに戻れるとは思わないけど、せめて午前中はいるでしょ?」
「…考えとく」
 朋子は望がいつも明るくて前向きなのがうらやましく感じたが、もし自分の本当の姿を知ったらどんな反応を示すだろうかと改めて考えると干渉されない距離を保つしかないと感じた。
「ったく、相変わらずね。朋子が来なくなってから席替えもしてるし、…久しぶりで戸惑う事もあると思うから、いろいろフォローしてあげる。どう、友達思いでしょ?」
「随分、物好きなのね」
「お互い、親の都合でこの学校に入れられた同士だけど、男の子がいない事を除けば、結構楽勝だからがんばって行こっ」
 望に連れられて教室に着いた朋子はまず教卓に貼られている席順表を見た。女子校だから当然すべて女子で、進学率でもスポーツでも有名でない若干お嬢様学校に近い無名の私立校だから、ピリピリしたムードも荒れた雰囲気もなかった。
「朋子、ここ!」
「…ありがと」
 案の定、望が席を教えてくれた。教室の中では窓際の目立たない席だった。肉体に秘密がある以上、必要以上に周囲から関心を持たれては困る彼女にはうってつけに見えた。ぼんやり座っていると、まだまだ若手に入る教師が教壇に着き、授業が始まる。
 朋子はずっと休んでいた事を注意されるのではと思ったが、周囲の生徒も含めてそっとしておく様子が見て取れた。彼女の親が図書室に始まり、様々なクラブにも寄付してるので、一目置かれていて誰も彼女をいじめようとする生徒もいなかった。傲慢ではないが気まぐれなお嬢様で、機嫌を損ねない方がいいという空気が大半となっていたのである。

 周りの生徒を見てると、女子校らしく男の目を意識しなくて済む分節操のない仕草の生徒も見られたが、自分は秘密のせいで家でしかそんな事はできないだろうと思っているとあまり授業も耳に入らなかった。気がつくと次の時間になっていて、現国の教師が担任である事知るが、整った顔の割にはあまり化粧や服のセンスがなかったので、すぐに注意がそれた。英語の授業が男の教師で、若くてイケメンな彼は生徒から人気で質問や冗談を浴びせられていたが、朋子も彼の肉体に興味があったものの、周囲の生徒が抱くものとは微妙に違う方向であった。
 昼休みになると食堂で一人で済ませ、その後図書室に向かった。すでにテーブルを取ってる上級生達を見ると、クラスメイトのかわいさとは違う色気を持つお姉さん系やハデなお嬢様、ギャルっぽい遊び人タイプやワイルドで引き締まった肉体の肉食系を見ていると自分のようにろくに苦労せずに入れた者もいそうに見えたが、それぞれ共通する特徴の体型でグループができている事には気付かなかった。
 どこか席につかなくてはと思い、別のクラスの生徒が集まってる席につく。
偶然にも全員バストの大きいグループで、彼女達の間ではメジャーな「セックスと抱きたい男について」で、赤面しつつも会話には入ると「堂々とした大きなペニスと初々しい小振りなペニスではどちらがいいか」という耳年増のたわいもない冗談に、思わずスラッとした下腹部の下で肉棒に自然と血液が流れ込む。

なんだかムラムラしてきたので、この際トイレに行ってこっそりオナニーしようと思って図書室を出てしばらく歩いていると、すぐに呼び止められる。
「朋子、5時間目体育よ。早く着替えないと!」
「何の授業?」
「体育館でマット運動」
「ごめん、今日は午前中でパスする…先生に言っといて」
 朋子は体の動きに注目される競技だし、スパッツの感触を思うと嫌になったので、リスクだけでなく午後のやる気そのものが失せたので帰ろうと下駄箱を目指していると、白衣を羽織った女性とすれ違う。
保健室に詰めている養護教諭である事はあきらかだったが、金髪に染めたソバージュのセミロングに知的そうな眼鏡をかけた美人で、何より服の上からでも見事なプロポーションである事が覗えた。
 朋子は振りかえって彼女のふくよかで形のよいヒップを見ていると電撃的に都合よく彼女に接近できる方法をひらめいた。
「あっ、いたたたっ…」
 朋子はいかにもわざとらしい声をあげて鳩尾の辺りを押さえながら、その場にしゃがみ込む。


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