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捨て犬
【同性愛♂ 官能小説】

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捨て犬-2

「はぁ〜・・」ため息をつきながらドアを開けると、子犬が今度は不安そうに 「僕いいつけ守るし、いい子にするし、えっと・・」
他にも考えて言おうとしてるが、俺は遮った。
「分かったからとにかく入れ。風呂もメシもしばらくぶりなんだろ?」

「う、うん!!」

こうなったら仕方ないでしょ。子犬も本当に行き場がないみたいだし。じゃなきゃダンボールで拾ってくださいなんてやんねぇよな。
「風呂沸くまで今何か作るから、その辺座っとけ。」ってキョロキョロしすぎでしょ・・・。人の部屋初めてかっつーの。

「なぁ・・えーと、子犬じゃなくて・・・」
呼び方に困ってると、
「僕りょうた。亮太って書くよ」

「へぇ亮太ね。俺はえいすけ。永佑でいい」
コクンと頷く様子が可愛い。まぁいいか。

「そろそろ風呂沸いたろ?着替えも後で持ってくから、入ってこいよ。脱いだ服は籠に入れといてくれよ」炒飯と味噌汁とサラダを作るつもりでまだ少しかかりそうだからな。

「分かったぁ!」慣れない感じで風呂場を探す様子がまた可愛い。久しぶりの風呂が嬉しいらしい。

すぐに水音が聞こえてきた。一人暮らしの俺にはなぜか嬉しい音だ。
「いつも一人は俺も同じか・・・さて、食事の準備は終わったし・・おっと!着替え用意しなきゃな」
俺の新しいパジャマと、パンツを用意して脱衣所へ置く。「着替えここにおくぞぉ・・・オイ亮太?聞こえてるかぁ?」

なかなか返事がこない。

「亮太開けるぞ!」
ドア開けると亮太が逆上せて真っ赤な顔して湯槽に浮かんでいる!!

「亮太!?どうした!!大丈夫か!?」
慌てて引っ張りだして水をかけた。逆上せたら冷やすんだっけ??と、とにかく涼しいとこへ運んでソファへ寝かせる。

「空腹のヤツに風呂入らせるなんて最悪だよな・・」俺は思いっきり凹んだ。
亮太はまだ気を失ってはいるが、ただ逆上せただけらしく、少しづつ顔色が戻ってきた。
(しかし・・キレイな顔してるよなぁ。色白いし、なんでこんな肌スベスベ?)風呂に入ってますますキレイになった亮太のほっぺや腕をついつい触ってしまった。
「すげぇな・・元カノよりスベスベ・・若いからか?そーいやいくつなんだ・・・?・・・」

俺はタオルしかかかっていない下半身が気になり始めた。男に興味はないが・・亮太のは別だな・・意味不明な思考を働かせながらタオルを少し浮かせる。

「おぉ亮太はこっちも可愛いなぁ・・」まだ成長しきっていないモノはまだ可愛らしかった。

「ん・・・」気が付いたようだ。
「亮太大丈夫か?」
まだ少しボーッとしているが。
「う・・うん。少し気持ち悪いけど大丈夫。ここ?」 
「腹減ってたのに風呂入らせて悪かった。逆上せて浴槽で倒れてたから運んだんだ。メシはまだ食えないよな?もう少ししたらちょっとでも腹に入れたほうがいい」着替えを頭の近くに置き用意しに立ち上がる。

「僕、もう大丈夫だよ! すぐ食べられるから・・」と急に起き上がった。

「あ!馬鹿!!」目眩をおこして倒れそうになる所を慌てて支える。


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