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【青春 恋愛小説】

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Thanks to..片恋-3

え??ホワイトデーのプレゼント??
確かに私は和佐にバレンタィンのお返しに友姫に何プレゼントしてあげたらいいか相談されて、その時友姫は鏡が欲しがってたから一例として手鏡を勧めたの。そしたら和佐はほんとに手鏡を友姫にプレゼントしたのだ。
でも何でそれが振られる理由なの??

「やっぱプレゼントが鏡ってさ、お前ブサイクなんだよ。って言ってるようなもんだと思うのよ。」

『は??』

「まぁとにかくそんな感じ。」

どんな感じだよ?!

『全然わかんない。で…??ほんとは??』

少し間を置いて私が聞く。

「んー…なんてゆーか、二人の気持ちのずれ…ってか二人の考え方の違い…かな??」

え…??どゆこと??

「あ。俺今かなりかっこいいこと言った。」
とケラケラ笑ってる。

こいつほんとに振られたのか?!

『何バカなこと言ってんだか…』

「や。でもまじで。お前はわかんないかもだけど男と女が解り合うのって難しいと思うよ」

何を今更…

『もぅ友姫のこと好きぢゃないの??』

「…………。」

なんか言えよ!!言え!!肯定の言葉でも良いからとらあいずなんか言え!!

「ってかお前には関係ないじゃん。」

はい??なんですって??

『関係あるし』

「なんで??」

なんでって…

『…友達だから…』

うん…そうだ!!友達だから…

「よく言うよ。ほんとは俺が大好きで大好でしょうがないから気になるんだろ??」

どうしてこの男はこうゆうことをズケズケ言えるのか…

『じしんかじょー…』

和佐はそんなの気にも留めずに優しく笑っている。

その顔を見た時、私は改めて気付いた。

私は和佐がやっぱり大好きなんだってこと。

今までは友姫のことを気にしてて自分の心に蓋をしてしまっていただけなんだってことに。


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