女子大生 成宮恵理-23
悠一郎の長いモノが恵理の中からゆっくりと引き抜かれる。
2人の身体を一体にしていた結合部、その奥深くからペニスを抜かれると、なんだか自分の内臓を1つ持っていかれてしまったかのような喪失感を感じた。
「ハァ……ハァ……」
目を閉じて、片手を額に当てながら胸を上下させて呼吸する恵理。
快感の余韻が続いていて、挿入の圧迫感から解放されても熱いままの恵理のアソコは、まだヒクヒクしている。
悠一郎は恵理の横で、射精してもまだ萎えきってない硬さを残したままの肉棒からコンドームを外すと、その先端に溜まった白い精液が出てこないようにゴムを縛って、さらにティッシュに包んでゴミ箱へと捨てた。
「大丈夫?」
悠一郎は恵理の様子を見て少し笑みを浮かべながら聞いてきた。
「ハァ……うん……」
恵理の答えを聞いて、そっと頭を手で撫でてくる悠一郎。
恵理は少し恥ずかしそうにしながら布団に包まる。
そして悠一郎もベッドに横になると、「俺も入れて。」と言ってその布団中に入ってきた。
「なぁ、気持ちよかった?」
「え?んー……うん。……あーなんかやっぱり、恥ずかしい……ね。」
赤くなった顔を布団で少し隠しながらそう答えた恵理。
身体が落ち着いてきて興奮が少し治まると、2人は布団の中で会話をし始めた。
そして服を着ないまま裸で布団の中に入っている2人は、身を寄せながら互いの素肌の触りあったり手を握り合ったりしていた。
「恵理ってさ、どっちかって言うとMでしょ?ていうかドM?」
「えー違うよぉ。ていうか悠一郎君って意地悪だよね。」
「意地悪?」
「だって、途中でなんか変なこと言ってくるんだもん。」
「あーハハッ、なに、嫌だった?」
「嫌っていうか……すごい恥ずかしかった。」
「恥ずかしくて感じちゃったんだろ?やっぱドMじゃん。」
「えー……そうなのかなぁ。」
「そうだよ、で、俺はドSだから。俺達、身体の相性良いよな。」
確かに、恵理にとって悠一郎とのセックスは今まで体験してきたものとは比にならない程気持ち良かった。
これが身体の相性が良いって事なんだと、恵理は心身で感じた。
それに悠一郎に俺達相性が良いよなって言われるのも素直に嬉しかった。
「なぁ、まだ眠くなってない?」
「……うん、不思議と。なんか頭はボーっとしてるけど、眠くないんだよね。」
「興奮してるからじゃないか?」
「かなぁ。」
「俺も興奮してまだ寝れそうにないわ、ほら、これ。」
そう言って悠一郎は、恵理の手を掴んで自分の股間に持っていった。
「きゃ……えー、元気だね。」
恵理はまだ勃起を続けている悠一郎のペニスに触れて、笑いながらそう言った。
「なんかまたムラムラしてきちゃってさ。」
「凄いね。ていうか悠一郎君ってエッチだよね。」
「男は皆そうだよ。な、もう1回いい?」
「ぇ……うん、いいよ。」
恵理は悠一郎のペニスを握りながら、少し考えるような素振りを見せた後、微笑みながら小さな声でそう答えた。
恵理が嬉しそうなのは、恵理自身ももう一度悠一郎と繋がりたいと思っていたからだ。
1回目が終わってまだそんなに時間は経っていないけれど、こうやって悠一郎と素肌で触れ合っていると、また悠一郎と1つになりたくなってしまう。
あの深く繋がって2人で一緒に溶け合っていく感覚が、すぐに恋しくなってアソコが疼く。
「なぁ、恵理って口でした事ある?」
その質問に恵理は小さく頷く。
経験が多いわけではないが、前の彼氏に教えてもらった事はあった。
そう聞かれたという事は、悠一郎はしてもらいたいのだろう。
それを理解した恵理は、悠一郎のペニスを握ったまま身体を動かして頭の位置を下げていった。
邪魔になる布団を退けて、間近で悠一郎のペニスを見つめる恵理。
硬く勃起した悠一郎のそれは、一度射精を終えたとは思えない程力強く反り返っていて、よく見ると血管がボコボコと浮き出ている。
色も形も一見グロテスクに見えるが、恵理はそんな悠一郎の性器を見て身体を再び熱くさせていた。
……ゴク……
思わず唾を飲み込んでしまう。
美味しそう。
男の人のモノを見て、そんな風に思うのは初めてだった。
悠一郎に気持ちよくなってもらいたいとは思っているけれど、それ以上に自分が悠一郎の身体を味わいたいという気持ちが強くなってしまっていた。
……私も、凄くエッチになってる……
そっと誘導するように悠一郎が恵理の頭の後ろに手をやると、それを切っ掛けに恵理はゆっくりと唇をペニスの先端に近づけていった。