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淫らな日常〜素人体験告白談〜
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不倫-4

 でもその言葉はリップサービスかも知れないし、私は照れ隠しもありましたしこう言いました。
 「とか言って彼女さんはピチピチの若い子じゃないですか〜。」
するといつものちゃらけた感じで答える仁科さん。
 「まーね〜。アハハ!」
なんだ、やっぱリップサービスか。そう思いました。
 「でも若い子を手にしていると大人の女が欲しくなる、またその逆もある。男なんてそんなもんっしょ?」
 「うわぁ、勝手〜!」
ちょっとがっかりしたけど喋ってると楽しくなってくるのは彼の性格なんでしょうね。会話だけでも楽しい。ただ本音か建て前か、嘘か本音か良く分からない事が多いですが…。
 「でも何だかんだ言って彼女を大切にしてそうですもんね。」
そう言いましたが意外な言葉が返って来ました。
 「どうだろうねぇ?」
 「えっ?何がですか?」
意味深な言葉を不思議に感じました。
 「だって俺、ゆかりちゃんに手を出そうと思ってたんだよ?」
 「えっ!?」
びっくりしました。
 「だって彼女の親友でしょ?」
 「うん。でもいつかしたいと思ってたんだよ。で、今回異動になってたまたまこの営業所に異動になったでしょ?いやー、ラッキーだなぁって!」
 「嘘でしょ??仁科さんそういう事にはしっかりした人だって思ってた。」
 「そういう事にしっかりした男ならこの歳まで結婚しない訳がないよ。女遊びの度が過ぎて今まで結婚しなかったんだからね。だから美香と結婚するとは限らないし。もしかしたらゆかりちゃんと結婚するかもしれないし、ね?」
 「え〜??」
嘘だか本当だか分かりませんでした。
 「ここに異動が決まって、早くゆかりちゃんを口説いて抱く事だけ考えててさぁ、楽しみで楽しみで仕方なかったんだよ。でもさぁ、ここに来てみてもっといい女を見つけちゃったんだよね。」
ドキッとしました。
 「その人は色々地味〜な人を装ってるけど、でも髪型やメイクをちゃんとすれば超いい女だって事は、俺は見抜いてたんだよね。いい体してるし、ね?」
私を見る目つきが変わってました。
 「俺の目は間違ってなかったよね。三奈さん…?」
 「えっ…?」
ゾクッとしました。ガラッと変わった雰囲気に身の危険を感じました。
 (や、犯られちゃう…)
二人きりの営業所。私は怖くなりました。でも…
 「な〜んてね!!アハハ!」
危険な雰囲気が消え、いつものようにちゃらけた仁科さんに戻っていました。
 「な、何よぅ…!」
すっかり騙された私は恥ずかしくなり机に戻り仕事を再開しました。


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