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手紙≦言葉
【コメディ 恋愛小説】

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何よりも≦君-1

こんにちは、速水優です。最近真央が少し様子が変なんだ。真央は別に普通だっていうけど…

何よりも≦君

「お〜い、真央〜」
「あっ、優君…」
学校の授業が終わり放課後になった。俺は真央と帰るため声をかけたのだが…
「ごめん優君…私今日用事があるから」
「そっか、わかった。じゃあまた明日な」
去っていく優を見送ると真央はある人のところへと足を進めた、
「あら、どうしたの真央?」
「由美、少し相談があるんだけど」
あまり元気のない真央に由美は少し心配になってきた「何、どうしたの?」
「ここじゃ人がいるから私のいえに来てよ…」
下を向く真央に落ち着かない由美は歩く速さも自然と速くなっていった。
そして数分歩いて真央の家についた。部屋にはぬいぐるみが飾ってありとてもかわいらしい雰囲気をだしている。
「それじゃあ早速だけど本題にはいるけど、いったいどうしたの?」
「私…優君が好きなの」
「えっ!?」
「大好きなの…けど優君は私のことすきなのかな…、付き合い始めてからいろいろあったけど優君から私のことが好きと言う気持ちがわかるような言葉を聞いたことがないの…」
「真央…」
泣き出しそうな真央の顔をみながら由美はどうにもできなかった。
「優君、私のことすきなのかな…」
「好きに決まってるじゃんか!私にはお似合いカップルに見えるよ」
「周りからの目じゃなくて私にわかるように優君から私のことが好きということを知りたいの」
おとなしい真央がこんなことを言うほど優を愛してるのかと由美は思った…
「だったら、だったらさ真央の気持ちをぶつけてみたら」
「え!?」
驚く真央に笑って由美は答えた
「優に好きだよって言うんだよ!まずは自分の気持ちから伝えないと」
真央はぽかんと口を開けていた
「そうと決まれば早速行動に移そう」
そういうと真央の携帯をとりあげると勝手に操作し始めた。
「ちょ、なにしてるの由美?」
すると由美は携帯をさしだしてきた
「もう、何したの…」
そういって携帯を見た真央は驚いた、なんと優に電話がつかがっていたのだ、
「ちょっと由美、どうするの?かかってるよ」
「自分の気持ちをぶつけてみろ」
すると携帯から優の声が聞こえてきた、
「もしもし、もしも〜し、お〜い真央〜」
なかなか返事をしない真央に優ももしもしと繰り返すしかできなかった、
どうしよう、優君になんて言おう、好きです!ってストレートに言っちゃおうかな、でももう少し違うほうが…
「真央〜、返事ないんなら電話切るよ〜」
え〜い、言っちゃえ!
「好きです!」
「え!!」
キャー、言っちゃったー。どうしよう?優君困ってないかな?変な奴とか思ってないかな?
「いきなり言われたらびっくりするだろ。けどうれしいよ、俺も好きだよ」
へ!?い、今好きって言ったよね?


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