金髪女-13
シリンダを親指で軽く押し下げると、10ccほどの透明な液体がスッと入っていった。
一方、真奈実は股間の痛みと内側からの圧迫感との格闘に精一杯で、注射されたことに気を回す余裕など少しも無い。
時々目の前が真っ白になって意識が飛びながらも、必死に今の姿勢を維持しようと懸命だ。
だがドーベルマンは微塵にも意に介さず、徐々にスピードを上げ、激しく穿ち続ける。
やがて出入りを繰り返す肉棒が根元まで沈められ、ドーベルマンの腰が彼女の臀部をドスンドスンと叩きはじめた。
そして睾丸が彼女の股間にぶつかり、静かな公園にパンパンと打音を響かせた。
ハウッ、ハウッ、ハウッ、ハウッ!
ドーベルマンは呼吸が早くなり、だらしなく垂らした舌をブラブラと揺らしながら、ねっとりした唾液をポタポタこぼしている。
それは真奈美の髪やうなじに滴り落ち、首や頬を伝い、あごの先端から糸を引いて滴り落ちた。
バチュ、バチュ、バチュ、バチュ……
一突き毎にドーベルマンの腹筋はピンと張りつめ、筋肉が躍動する。そして腰は前後に大きくスイングし、すっかり太く長くそして固く
張りつめた肉棒が真奈美を出入りする。
とうとう力尽きた両腕がガクガクと折れ、上半身から地面に突っ伏してしまった。
「真奈美ちゃん、しっかり! 今、これを外してあげるわ」
沙夜子は彼女の後頭部へ手を回し、黒いマスクのような口枷のベルトを緩めた。
「さあ、これで苦しく無くなるわ……もう声を出しても良いのよ。思い切り良い声で鳴いてみなさい」
口枷が外れるや否や、真奈実は胃液の混じった唾液をゲホゲホと吐き出した。
それから思い切り深く新しい空気を吸い込んだあと、ハアハアと小刻みにせわしく呼吸した。
真奈実は窒息の苦しみから解放され、肌に赤みが戻っていた。
暫くすると、落ち着いてきたのか表情も緩み、ぎこちないが微笑んでいるようにも見えた。
「さあ、遠慮しなくて良いの。ほら!」
沙夜子に急かされながら、絞り出そうとするが、その声は何かに必死に耐えようとする呻きしか聞こえてこなかった。
真奈美のあそこからは、肉棒の出入りとともに半透明の粘液がピュッ、ピュッと噴き出している。
「たあ……あうあ、ま……まはあッ」
――助けて、ママ。
真奈美は焦点の定まらない目で沙夜子を見つめながら、そう訴えたかった。だが、出るのは言葉にならない艶めかしい喘ぎ声ばかりだ。
そんな彼女を気にするでもなく、沙夜子は話を続けた。
「犬のセックスは人間と違って、まだ完全に勃起しない状態でお○んこに突っ込んじゃうの。そして、激しいファックと共に透明なサラサラした体液を出すわ。
そしてメスの膣を洗浄した後、根元まで深く突っ込むの」
無我夢中でファックを続けようとするドーベルマンを介助すべく、両腕で真奈実の腰を持ち上げながら、沙夜子は話を続ける。
「やがて根元まで突っ込んだペニスは、膣の中で根元がタマネギの球根みたいに膨れあがるの。すると、もうどんなに引っ張っても抜けなくなるわ。
それを、カカリの状態て言うのよ。ほうら、膨らんできたでしょう?」
「たあ……ずげで……、ママ……あああッ!」
真奈実は、もがき苦しみながら必死で助けを求めた。
しかしドーベルマンは容赦なく奥へ奥へと深く怒棒を打ち込み続け、ほぼその全てを真奈実の中へ沈めてしまった。
「はぎゃっ! あっ……がああ……」
さらに膨張を続ける肉棒が、真奈実の骨盤を下から貫いて内臓を外側へ押しやり、体の中心にズンと存在感を持って居座っている。
その圧倒的な容積に、真奈実は胃袋が突き上げられるような感覚を覚え、次第に気分が悪くなってきた。
「どう、真奈実ちゃん?ベルの性器を体内に納めた感想は。ほら、これが亀頭球っていうのよ。真奈実ちゃんのお○んこから少し覗いてるわよ」
沙夜子の説明なんてどうでも良い。真奈実は兎に角、腹の中でムクムクと膨れあがっていくベルのペニスで内蔵が押し潰されないよう耐えることだけに夢中で、周囲の声が耳に入らない。
「あら、素敵……ベルのおチンポ、もう、こんなとこまで来てるわ」
沙夜子は真奈実の下腹部を手のひらで摩りながら、へその下あたりでポコリと盛り上がった固いコブを確かめた。
ベルの怒張を飲み込んでいる真奈実の膣壁は、既に延びきってパンパンに張り詰めている。
しかし怒張は、ビュルビュルと少しずつ体液を吐き出しながら、なおも膨張を続けているのだ。
子宮口ごと怒張に突き上げられた彼女の子宮は、ひしゃげてビクンビクンと発作のように痙攣している。
これ以上膨張したら、その先端が子宮口をこじ開け、遂には子宮の中へ侵入してくるかもしれない。
「も、もうらめえ……」
真奈実は下腹部が恐ろしい膨満感で腹具合が悪くなっていくのを感じ、かろうじて持ち堪えようと踏ん張っていた気力も萎えていく。
少しでも気を抜けば、今にも腸ごと内容物が噴き出しそうだ。
「真奈美ちゃん、初めてのセックスで子宮に精子入れちゃったのね。少し下腹が膨らんでるわよ……」
沙夜子が、そう言って下腹部の膨らみを指でグリグリと弄り始めた瞬間、真奈実の股間からベルの怒張が勢いよくひり出され、半透明の液体がまるで放尿のように噴き出した。
みるみる腹部の膨満感が消えていき、代わりに溜まっていた糞尿をひり出す時に似た快感が全身を満たしていく。
真奈実は、拷問に等しい苦悶から解放されるや、入れ替わりに快感と幸福感が体と心を満たし、体内から焼かれるような火照りを感じた。
そしてそのまま一気に絶頂へと上り詰めて行った。