午前壱時-4
「それが人にものを頼む態度かな?」
そう言うと今度は、私の中で指先だけを動かし始めた。
「ハァッ…ぁう、ん。あぁ…」
その動きは徐々に激しくなっていく。私は必死に腰をくねらせ耐えるが、その快楽から逃げることはできない。
再び目を閉じ、彼の指の動きだけに神経をとがらせる。
しかし次の瞬間…
いきなりクリトリスを逆の手で転がし始めた。
「っいやぁ…あっ…」
もう何がなんだか訳が分からないほど、気持ちいい。
そして私は今日何度目かの絶頂を迎えた。
「駄目だなぁ。こんなに濡れちゃって」
もう私の身体はぐったりだ。
それなのにどうしてもアレが欲しい。
何より私のまんこが欲しがっている。
運転手がベルトを外す音を出した時、私は静かに唾を飲んだ。