ロディオ-14
涙を流して懇願する恵美に無情の嘴が差し込まれた。大きな桃のあわいに覗く薄茶の窄まりに差し込まれた硬質のガラスからグリセリンが抽入されてゆく。滝山は恵美の憐憫など微塵も気にかけずに薬剤の注入を進めていった。
「ああああああっ、うぐうううううっ……」
浣腸器から押し込まれる薬剤で腸内が膨らむ違和感に恐怖に陥る。注入を終えた浣腸器が抜かれ恵美は、とりあえず恐怖の儀式が終わったと思った。
「まだまだ終わってないぞ。さあ、何本入れてやろうか」
「うっ! まだするの、もうしないで! クッ! い、いや……いゃ」
どんどんと溜まっていく薬剤の重みにやがて襲ってくる生理現象を促さないように声が大きく出せない状態だ。どんどん注入されていく液体で下腹がポッテリと膨らみ始めた。
再開された滝山の問答無用の悪魔の注入で恵美は改めて、強制排出されることが確定されたことを悟った。どんなに泣こうがわめこうが滝山には逆らう事ができないのだ。
それでも恵美は、乙女の羞恥心で抵抗する。
「お願いです! トイレに……、トイレに行かせてください……」
「だめだ。俺が見ている前でしろ」
滝山の短い返答に凍りつく。それでも必死に滝山に縋り付くように懇願するしかなかった。
「滝山さん、お、お願いですから、こんなところで……」
始まり出した生理的欲求に身体が震えを発症している。そんな哀れな姿にお構いなしにどんどんと新たな薬剤の注入は続けられる。
「俺のことは、ご主人様と呼べ」
「ご、ご主人様、お願いですからトイレに、うっ……!」
嘴が抜かれ、間髪をおかず、差し込まれてゆく。恵美の懇願など全く受け付けない滝山に、ただひれ伏して許しを請うしかない。
「……くぅっ! お腹が! お腹が痛い……。おトイレに……!」
「ほらトイレだ」
尻に用意したバケツがあてがわれた。四つん這いにされた格好での排泄は、本当に自分が牝犬に貶められてしまったような気持ちになる。爆発寸前の便意に全身から汗が吹き出し、フルフルとした震えが止まらなくなった。
(あああ……神様、お願い!)
「おおっ! 汁が迸ったぞ」
「見ないでぇっ!」
その声を発したと同時に廃液がバケツに噴出しだした。
恥辱の排泄は一度で終わらなかった。
滝山はぐったりとしている恵美に何度も浣腸器を差し込み、注入作業を繰り返した。究極の辱めを味わった恵美は我慢することなく身体の反応するままにまかせていた。もう涙も流れることもなく、時々嗚咽を漏らしながら身体を震わせていた。
すべてを出し切ってしまったところで滝山は恵美の縛めをといた。
「さあ、浴室で綺麗にするんだ」
一階の浴室へと引き立てられて浴室で四つん這いにされ、シャワーで身体を洗われていると本当に自分が家畜になったような気分になる。
いつの間にか裸になった滝山がローションを身体に塗り付けだした。四つん這いの恵美にマッサージするように乳房から足の指までくまなく塗ってゆく。その感覚に恵美は滝山の牝犬として身体を委ねていく快感に酔いしれていった。もう何をされても全てを受け入れてしまうような気分になっていった。
何往復かしたマッサージが乳首に集中しだす頃には甘い喘ぎが洩れだしていた。紡錘形に尖った先を丹念に揉まれ、摘ままれると暗く淫靡な快感が沸き起こってきた。もっとされたくて思いっきり身体を反らせて乳房を触りやすいように持ち上げた。
牝犬の催促を悟った滝山は四つん這いの恵美に跨るようにして、乳首を指の間に挟みながら乳房を揉んだ。
「あああああっ……いいっ!」
時として女は、処女を捧げた男に全てを委ねてしまうことがある。恵美はその典型的な例だった。なおかつ母親の為に生贄として身体を差し出したことで、やむを得ず究極の恥辱を受けたと考えることで精神的な均衡を計ろうとしているようだ。
絶対的な強者として滝山をご主人様と崇めることによって、依存する心がどんどん強くなっていった。
「かわいい牝犬だ。いっぱい可愛がってやるぞ」
「ああ……。うれしいです。恵美の身体はご主人様のモノです」
ヌルヌルとした掌が上から下へとバギナを撫でると自然と腰が動き出した。
「あああっ! いいです。ご主人様!」
「さあ、秘穴の処女をもらうぞ」
「はい……、でも怖いです」
「安心しろ。ゆっくり広げてやる」
滝山の指がアナルを撫でながら徐々に力をこめていくと、ローションの滑りと共にすんなりと潜っていった。
「ぬあああああっ……。何だか変な感じ……」