粉ギャル-3
小悪魔的な雰囲気を持つ香織。どんな憎まれ口を叩いても憎めないような性格で、キリッとした目だが笑うと可愛さを感じるショートカットの女の子だ。人懐っこく話しやすい。簡単に言えば猫ちゃんと言ったところか。スラッとした脚が男心をくすぐる。短いスカートは風が吹いたらパンティが見えてしまうんじゃないかと思えてしまう。
「田口君て何かスポーツやってるの??」
「一応バスケを。」
「へ〜、そうなんだ。今度試合応援しに行こうかなぁ♪」
愛理が口を挟む。
「モデルやればいいのに。紹介してあげようか?」
田口はニコッと笑う。
「興味ないんで。」
「フフフ、そう言うと思った!いいねー、ますます気に入ったよ♪」
決して媚びない態度が愛理の心に響いた様子だ。愛理に一発で気に入られる男はそうはいなかった。
「ねぇ、田口君て彼女いるの?」
「いないっす。」
香織が腕を組んできながら言った。
「貰っちゃおうかなぁ♪」
上目使いが魔性だ。たいていの男ならグラッとくるだろう。
「香織もお気に入りみたいだね!じゃあせっかく知り合いになったところでさぁ、今日学校終わったら遊ばない?私達パーティーやるの。」
「パーティーですか?(きたよ、粉パーだな!)」
「うん。楽しいよ?いつも私達女の子しかいないからたまには男がいても楽しいかなって!」
香織が目をキラキラさせながら言った。
「いいっすよ?宜しくです。」
香織と愛理は目を合わせ意味ありげに微笑した。
「ユリア先輩も来ますよね?俺、ああいう反抗的な子、好みなんですよ。」
「え〜、そうなのぉ?私の方が楽しいのに。じゃあ今日のパーティーで私の虜にしてあげるからね!」
香織がニコッと笑う。
「ユリアも来るよ。じゃあ楽しみにしてるね?」
「じゃ、終わったら。」
学校につき別れた。