第一話 エピローグ-2
中1の茂にしてみれば、こんな田舎町では絶対にお目にかかれない程の美少女が全裸で身体を拭きながら出てきたのを見てビックリした。
見てみると乳輪と乳房がぷっくりと膨らみかけ、ワレメの上にチョロチョロと淡く恥毛が生えかけている。
「茂ちゃん、もう寝るの?」
無邪気な声で話しかける。
「うっ、うん。。ラ、ラジオ体操があるからさ」
八重子が髪の毛を拭いていて何も見ていないのをいい事に、茂は舐める様に八重子の体ぬ視線を走らせる。
「そうかぁ。あたしも行ってみようかな」
不意に顔を上げた八重子と茂の視線がぶつかる。
「あっ…うっ、うん。。。。」
慌てた茂が目をそらした。
八重子はその時は、その意味がわからなかった。
だから慌てた様に歯磨きを済ますと出て行った茂を気にする事も無く、身体を拭き終わりパジャマに着替えると布団を準備してある子供部屋に入っていった。
「あれ?千佳ちゃんは?」
八重子、綾、茂の順に布団が敷かれていた。
「千佳は母さんと一緒じゃないと寝れないんだ」
茂と綾が笑いながら返してきた。
「そっかぁ、まだ赤ちゃんだもんねー」
それから互いの学校の話し、町の話し友達の話しをしていたら綾が寝てしまい、いつの間にか八重子も眠りに落ちてしまっていた。
真夜中、ふっと目が覚めた八重子はトイレへ行った。
トイレから帰るとき、何気なく浴室の入り口を見た、風呂上がりに目が合った茂の事がふと頭をよぎった。
部屋に戻ると小さい電灯の灯りの下で綾と茂が寝ているのが見えた。
茂の布団がめくれているのに気づいた八重子は掛けてあげようと、茂の所へ歩み寄った。
(あっ!...これって)
茂の布団を掛けようとした時、八重子の視線が何気なく茂の股間にいった。
パンツの前ぐりの所から少しだけ茂のおちんちんの先っちょが顔を出している。
見てはいけないものを見てしまった気がして、慌てて布団をかけると八重子は自分の布団に入った。
はっきりと見た訳ではないけれど、初めて見たいとこのおちんちんは、無菌状態で育てられた様な八重子にとってはすごいカルチャーショックだった。
(な…なに?なんでこんなにドキドキするの?)
胸のドキドキと共に股間がじわぁーっと熱くなってくる。
そうしているうちに、あの風呂場での茂の視線の意味がわかってきた。
意識していなかったけど、自分の体が子供から少女へと脱皮して行く過程にあることを初めて理解した。