姉妹と雷と鬼と-7
「何か用事があるの?あたし達まだ一緒にいたいよ」
小雪は雷太にしがみつく
「あっ!勉強の時間だ!」
雷太は小雪を引き離すとスタスタと歩き出した
「うそだ!お兄ちゃんは勉強出来なさそうだもん!」
「おいおい、人を見かけで判断するなよ…」
「あたしのこと嫌いなの…?」
小雪は涙を目に溜めた
「ああ、嫌いだ、もういいだろ…ついてくんなよ…」
「グスッ…ェェェェェンっ…」
小雪は大声で泣き出した