切り裂く剣-1
◎
この日、一刀と小春は買い物に来ていた
一刀の家に暫く住む小春の為に必要な物を揃えにきたのだ
「なぁ、目覚ましって必要か?」
一刀はキャラクターの形をした目覚ましを手にとり質問した
「うーん、いらないかな!携帯のアラームあるし」
「そっか、じゃあ後は枕買って終わりだな」
*
必要な物を買い揃え家に向かう頃には外は暗くなっていた
「ねぇ、急ごうよ」
「無理だって、荷物多いし」
一刀は荷物を両手で持ち横歩きしていた
「じゃあ半分持つから」
「なんでそんな急ぐんだ?青鬼なら倒したし大丈夫だろ」
「また、その話?一刀….…嘘つきは泥棒さんなんだよ、?」
「本当だって!鬼が現れたら見せてやるよ!」
「はいはい」
グォォォォォ
「ね、ねぇ、今なにか聞こえなかった?」
「あ、ああ…」
「ねぇ、やっぱり急ごうよ!」
「そうだな…」
一刀と小春は小走りした