スパイラル-40
「パパ! 最後は外に出して、お願いだから外で!」
「ああ、そうだね。今日は理緒と谷君の聖夜だからね」
竹中は懇願する花嫁の両足を抱え上げて尻を抱えた。後ろ手でテーブルに身体を支えていた理緒は竹中に抱きつく格好にされてしまった。
「あああああああっ! 奥まで入っているうううううっ! ひいいいいいっ! パパのペニスが一番効く所まで! くうううううっ! 逝くううううっ!」
「パパも出すぞ! うぐぐぐっ!」
「そ、外で! あああっ! もうだめええええええっ!」
痙攣をしながら竹中が嗜虐の射精を理緒に注入した。
存分に狂わせた理緒を解放した後、竹中は隣りの寝室に移った。そこには両手を高く上げた姿でベッド横たえられた冴子がいた。胸の上下と谷間を縄で極められ乳房は大きく突き立ち、バギナとアヌスに微弱のバイブが埋め込まれ縄目によってしっかり押さえられていた。
飛び出した乳首は綺麗なほどに艶やかな光沢をはなちフルフルと震えていた。それは単に縄で絞り出されているだけではなく、たえず小宮山の操るローション漬けの刷毛で撫でつけられているからに他ならない。
黒い獄門吏の衣装を着た小宮山は刷毛に小皿のローションを含ませ、冴子の脇の下、乳首や縄目からはみ出した陰唇を撫で擦っている。
竹中が、冴子の顔から厳重な猿轡をはずしてやると堰を切ったような悶えが漏れでた。すっかり調教で敏感になった各部位を長時間、絶えず弱く刺激される生殺し責めに、早く殺してくださいと言わんばかりの哀願の眼差しで竹中に訴えている。
「ご主人様の施しを受けたいか、冴子」
「はあああああっ! 早く、お願いですから早く! 体中に厭らしい虫が這いずり周っている! あああっ、疼く! 早く! お願いです……」
「すっかり性奴隷になったな、冴子。だが、まず豚にお礼のおしゃぶりだ。お前の口は奉仕するだけでも感じるはずだ」
ベッドに仁王立ちになった小宮山は冴子の腕を縛ってある縄をベッドから外し引きずり揚げた。小宮山が下半身の布を捲りあげてペニスを差し出すと、万歳した姿の冴子がネットリと舌を絡ませはじめた。
「はああああ……。豚のチンポが……。ああああ、こんなにも愛おしい……」
竹中は冷蔵庫から氷をだしてロックグラスに乾いた音をたてていれた。バーボンを注いで椅子に座り、頭を振りながら獄門吏に奉仕する冴子を、足を組んで嗤いながら眺めていた。
《完》