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サディスティック・スパイラル
【SM 官能小説】

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第一章 ポンプ-11



一度逝った身体は次から次へと貪欲に求めて止まらない。小宮山にされるがままに身体は反応してしまう。
最初こそ冷静な研究者だった小宮山は性的飢餓状態を顕にし、バケツの中の餌を漁るように冴子の股間に頭を突っ込んでいる。
「ぐわああああああっ! 逝くううううぅ! また! また、いっちゃうわっ! もうっ! もおぅっ! 赦してえええっ!」
小宮山は卑猥で粘着質な音をたてながらひたすら舐めまわしていた。冴子の分泌液を貪り啜り上げる音と咀嚼する音が混ざり合って聞こえる。
「アソコがポッテリと膨らんでお汁がどんどん出てくるじゃないか!」
「いやっ! いやああっ! もうやめてぇっ!」
汚れと匂いを全て舐め取られ、冴子は滲み出す新鮮な愛液を供給する家畜のように小宮山に吸い付かれている。
唾液と冴子の分泌液で口を濡らせた小宮山が顔をあげて咥内に引っかかった冴子の陰毛を指で摘まみだした。
「君の下の毛は濃すぎるし、邪魔だな。第一君には似合わない」
「あああああ……。ううううっ……」
やっと息継ぎができた冴子はグッタリと頭をシーツにつけた。だが、薄目を開けた冴子の目に飛び込んできたのは、シェービングクリームのスプレー缶と髭剃りを持ってニコニコ笑っている小宮山だった。
「やめなさいっ! やめてっ!」
「だって動物実験するときだって邪魔な体毛は剃るじゃないか」
「ふ、ふざけないで! 私は実験動物じゃないわ、いい加減にして!」
「ふふふっ、さすが冴子様だ。でも君は僕に逝かされちゃったよね」
「ゆるさないわよ、ぶっ、豚がぁ!」
「ああっ! そんなこと言ったな。いいんだよ、君は自分の立場が解っていないようだね。ちゃんと躾けてあげないと。ふふふうぅ!」
語尾をあげてまるで小さな子供が遊んでいるような言いようをして冴子の足首を繋げている鎖をはずした。パタリと力なく落ちた両足を冴子は今まで我慢していた憤りを発散するように空に向って滅茶苦茶に蹴り出した。
「おおっ、生きが良いねぇ。まだそんな元気が残っているのかい?」
「ちくしょう! 豚がぁっ!」
冴子の力尽きるのを待ってから足首の拘束具の鎖を今度はベッドの金枠に留めた。片方の足に跨るように小宮山が座りシェービングクリームの泡の塊を手に取った。そして塊をそのまま冴子の叢に塗りたくった。
「くっ! クソうっ!」
「静かにしてね。君の真っ白なゆで卵の肌を傷つけたくないからね」
「ううううう……」
もはや抵抗しても無駄だと解っている冴子はそれ以上の抗いをあきらめた。冴子は自分が小宮山に囚われの身となったことを初めて実感していた。小宮山が無邪気に執り行う淫邪な行いを受け入れるしかないのだ。
課長というポストについて性別など関係なく対等に渡り合ってきた冴子は、原始的な力関係では男である小宮山に及びもしないことを確認させられていた。
女の魅力を武器に手玉にとっていた男達はみな紳士的だったのだ。歪んだ欲望を卑劣な手段を使ったとはいえ、小宮山には陥落させられ、今までに感じたことのない強烈なエクスタシーを味合わされている。今は蹂躙された身体を捧げるだけであることを覚悟するしかないのだ。
毛の混じった白い泡を小宮山は無造作にベッドのシーツで拭っていた。幾つもの泡の塊が冴子の身体の脇に擦り付けられてゆく。
「うほほほっ! ツルツルのゆで卵のむき身だ!」
固く絞ったタオルで丁寧に拭われると今まで体毛で覆われていた部分に直に接触する新鮮な感覚が生じている。
「素敵な姿だよ。君はもう僕のものだ。僕に仕える女として躾けてやるんだ」
「……」
「ご、ご主人様って呼んでくれないかなぁ。DVDで女の人が言うみたいに」
「……何、何言っているの……」
「拘束された女の人はみな男の人をご主人様と呼んでいるからさ……」
SMモノのDVDが小宮山のお気に入りなのだろう。現実と物語の区別がつかないというのか。だとすると、とんでもないことになりそうだ。
「DVDと現実は違うわ」
「でも、君はDVDと同じになったよ。だから僕のことをご主人様と呼んで、僕は君のことを牝犬または冴子と呼ぶんだ」
「絶対イヤだわ!」
「それじゃあ、言うまでエッチなこといっぱいしてやるぞ」
「いや! もうイヤッ! 離してええっ!」
「んぐふふふふっ!」

再び屈曲に拘束された身体で、まるで猫がじゃれつくように小宮山がスベスベの股間に頬ずりしながら舐めたてる。冴子の拘束されている位置は小宮山より一段高くなっているので楽にいじくり回せる。
体毛という邪魔がなくなった地肌に鼻、唇、歯、舌と顔中のあらゆる箇所を駆使してなすりつけている。
冴子の充血したバギナは擦りつけられる部位によって感覚のコントラストが変わり悲鳴を上げ続けさせられていた。
「うああああっ! もう! もう……赦してぇ!」
「『お許しください、ご主人様』と言って」
「ふざけないでっ!」
「ふざけてないよ、ご主人様って早く云ってよ、クククッ!」
冴子の身体を仔細に点検し終えると再び舌をまとわりつかせて晒された無毛の股間をぞんぶんに味わっている。
気持ちが落ち着いた小宮山は冴子の反応を冷静に見ながらゆっくりとゆで卵の丸びに舌を這わせている。


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