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恥辱の檻
【SM 官能小説】

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獣の男-2

だが、レスラーは脇腹を押えて呻いてはいるが、立ったままでいる。
 渾身の力をこめて、アキラは回し蹴りを顔面に放った。

 パシッ!

 顔面を叩く大きな音がした。
 アキラは、確かな手ごたえを感じた。鼻骨が折れているはずだ。

 レスラーは、ノーガードで女の放った回し蹴りを顔面で受けた。
 鼻骨が砕かれ、完全に潰れていた。
鼻血が噴き出した。
 
 だが、レスラーは顔を手で覆うこともなく、潰れた鼻から血を噴き出したまま笑い始めた。

 レスラーはわざと女の蹴りを顔面で受けたのだ。

 何ということだろう!避けるでもなくガードするでもない。

 レスラーという人種は桁外れの生き物なのだ。肉体が武器と同時に防具なのだ。
 このレスラーも周りの男達も、アキラが今まで見てきた人種と違う種類の人種なのだ!
 人間を刻んで殺しても、何とも思っていない、そういう人間達なのだ。

女をなぶり殺すことなど何とも思っていないに違いない。
 そう思った瞬間、恐怖でパニックに陥った。

 悲鳴をあげてリングから脱出しようとする女を周りの男達がロープの外から笑いながら押さえる。

 インカムで何やら話していた政男が、リングの上のレスラーに云った。

 「金剛つよし、ミスターからのプレゼントだ。その女をリングの上でなら自由にしてよいとのお言葉だ」
 「本当ですか、政男さん」
 「ああ本当だ。ミスターからのおゆるしだ」
 「へへへっ。ありがたく頂戴します」

 リングの外へ逃げようともがいている女をレスラーは後ろから抱き抱えた。

 悲鳴をあげる女の下着を剥ぎ取り、引きちぎった。
 血で染まった顔のまま、女の顔をベロベロ舐め始めた。
血が女の顔にもまみれ、すさまじい光景になっている。

 リングのマットに女を叩きつけ失神させた。
その股間に、顔を寄せ笑いながら舐めている。
 なんの技巧もなく、ただ獣が好物を仕留め、目を細めて血をすするように舐めているのだ。
 舌全体がバギナに密着して、ざらざらした舌の鱗で、分泌されるわずかな体液をかすめ取ろうとしている。
その鱗に柔襞がひっかかり、舌の動きに引きずられて動いている。

 徐々に覚醒しだした女はすっかり戦意を喪失していた。
男に肉体を預けている間は切り刻まれることはないと確信し、安心して差し出しているようだ。
 むしろ捧げ出していたといってもよい。

 幅の広い舌が、バギナ全体をゾロリゾロリと舐めあげる。血で濡れた獣が寝そべった女の股間に顔をつけている。
 やがて、舌の動きに反応して、あえぎが漏れ始めた。

 獣がトランクスをずり下げると猛り狂った大きなペニスが反り返った。
 そのまま、女の足を担ぎあげ一気に挿入した。
 獣が、パンチを打ち込むように腰を突き上げ始めた。

 女が人形のように小さく見える。白い肌の人形が獣の下で揺さぶられている。

 獣が女を、足の下から腕をまわし、抱えあげたまま立ちあがった。
そのままリングのコーナーに持ってゆき、ロープを握って突き上げた。
 コーナーに女の背をもたせかけ、ロープで囲い込み反動を使って突き上げ始めた。
 リング全体がその動きに合わせて揺れていた。

 アキラはロープと筋肉の塊に挟まれ、揺すりたてられていた。
 目の前の獣が血で染めた顔を歪ませている。

 獣の巨根によって、支えられ突き上げられている…。
 ロープと筋肉に拘束され、獣の容赦のない突き上げを喰らわされる。
 突き上げる肉棍棒に下腹部から串刺しだ。
 立ったまま貫かれ、嫌がおうにも根元まで咥えこまされる。
男たちからは、暴れる肉棍棒が、粘液にまみれながら出入りする様がよく見えた。

 獣が貫いたまま、女の向きを変えた。後ろから両足を抱え、背後から貫いてリングの中央に立った。
 巨根の周りに柔襞がまとわりつきながら、その動きに合わせて動いている。

 周りの男達が興奮して、おおっ!と声をあげた。

 獣の男は、後ろから片腕で女を抱えあげ、空いた手の指でバギナとクリトリスをいじくり始めた。
 無骨な指が、大きく口を開けさせられたままの“くちびる”をなぞり回す。

 あっ!あっ!あっ!
 獣に捕われた女が、肉の嬲りに断末魔の喘ぎをもらし始めた。

 立ったままで、振りたてるピストン。
ヌチャヌチャと音をたてながら、太い指で秘部を擦っている。

 激しい揺さぶりに、ガクガク頭を振りながら女が涎を流した。

 まるで雄ライオンが白ウサギを咥えて振り回しているような光景を、男達は固唾をのんで見つめていた。



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