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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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痴漢専用車両へようこそ-1

【痴漢専用車両へようこそ】

その後も時間の許す限り、車両の三か所で喘ぎ声が響いた。男の数が多いので、優子の淫口はもちろんのこと、口も手もフル稼働となった。

「イグウ、イグウ、ああああん、あああん」

もう、何回、絶頂を迎えたかわからなかった。

何回目かの絶頂で、優子の意識は飛んでしまった。


「優子さん、起きて下さい。もう直ぐ貴女の降りる駅に着きますよ。さあ、服を着て下さい」

頬にぱちぱちと優しい刺激を感じてボーっと意識が戻ってきた。しかし、直ぐに意識はハッキリとしない。

「さあ、優子さん、起きなさい」

再び目をつぶろうとした優子にマスターと取っておきの刺激を加えた。むき出しの両乳首を強く摘まむと、上下に振ったのだ。優子の豊かなバストはその動きで波打っていた。

「やあん!」

乳首に強い刺激を受けた優子は一気に覚醒した。そしてある事に気づいた。

「どうしてあたしの降りる駅を知ってるんですか?それに名前も」

「一応保険と考えて調べました」

「それってあたしが警察に行くのを防止するために本名を調べたってこと。もしかして警察に行ったら近所に写真をバラまくって言うやつ?」

「まあ、無いとは思いますが念のため。ですが、それだけじゃないんですよ」

マスターはそう言って、優子のバックから出した学生証を優子に返した。

ムッとした優子だったが、それよりも気になることがある。時間が無いので優子は一旦怒りを納めて、服を着ながらマスターにそれを尋ねた。

「あの2人は初めからこうなるって知ってたんでしょ。どうして知ったの」

「あの2人も初めは優子さんと同じで、何も知らない乗客でした。その時の体験が忘れられなくなると思ったんでしょうか、次の予定を知りたいと仰ってね」

それを聞いた優子の目は妖しく輝いた。

「次の予定って教えて貰えるんですか?」

「どうして聞くんです?」

「あ、あたしも乗車させて下さい」

優子は勇気を振り絞ってマスターに頼んだ。

「乗車してどうしたいんですか?」

マスターのイジワルな問いに淫乱な優子は正確に答えた。

優子は穿いたばかりの下着を脱ぐと、シートの上に足を開いて座り、愛液と精子でグチュグチュになっている部分を擦りながら叫んだ。

「あああん、おまんこお、おまんこしてええ」

「わ、わかりました。さあ、パンツを穿いて」

優子は名残惜しそうに指に付いた精子を舐めると下着を穿いた。

「ネットで【痴漢専用車両】を検索して下さい。すると合い言葉を入れるページが出てきます。そこに今優子さんが言った卑猥な単語を3回繰り返して入力すると、会員登録のページが出てきます」

「いやあねえ、【おまんこ】を3回繰り返すのね?」

「そうです。でも公衆の面前であまりそれを言わないでな下さい。私はとても恥ずかしがり屋なんですよ。優子さんてとてもエッチですね」

「誰がエッチにしたのよ」

「誰でもありません。それが優子さんの本質です。嫌ですか?」

「う〜ん、嫌じゃないわ」

優子はやらしい笑みを浮かべて上唇をペロリと舐めた。

「でも、恥ずかしいならそんな合い言葉にしなきゃいいのに」

「女性客のリクエストで合い言葉を変えたんです。私は反対したんですけどね」

マスターは肩をすくめた。

電車はどんどんスピードを落としていったので、マスターは優子に必要な事を伝えた。

「会員登録のページに住所氏名、生年月日、初めてこの車両に乗った時間と駅を入力して下さい。私がさっき控えた情報と違ってたら入会できませんので、くれぐれも本名を書いて下さいね。登録が終わると中に掲示板があります。次の予定が決まればそこに記されますのでご確認を」

「この【痴漢専用車両】以外でマスターに会えないの」

「基本的には会えません」

マスターがポツリと言ったときに電車は止まった。

「そうなんだ…」

優子は寂しげに肩を落とした。扉が開き、電車を降りながら優子はもう一つ気になることを聞いた。

「誠実そうなマスターが、どうしてこんな事を始めたの?」

マスターはしばらく考えていたが、扉が閉まる前に答えた。

「………だ」

「えっ?」

優子はマスターの優しい雰囲気にそぐわないその答えに驚いて目が点になった。

そんな優子を優しげに見つめたマスターを乗せて【痴漢専用車両】は駅を離れていった。

優子がハッとして我に返った時には、その車両に乗るマスターが見えない程に離れていた。

優子はそれでも構わずに、大きく手を振り大声で叫んだ。

「マスター、ありがとうございました。あたしは貴方が好きになりました」

優子は不思議な能力を持つマスターにその思いが届いたと確信した。

この時の優子の表情には、車両に乗り込んだ時に見せた沈痛な影は一切なかった。



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