第2話-1
真理乃さんとスポーツクラブで走ります。
「今日は蒸しましたね。暑かったですよ」
タオルを持って、シャワー室に向かいます。
「菜々、ちょっとこっち来て」
「?」
真理乃さんは私を、一番奥のシャワーブースに押し込みます。
「ちょ、ちょっと真理乃さん、他の人が来ますよ」
「少しくらい平気よ。菜々の髪から汗が滴るの見たら欲情しちゃった。
ね、少しだからお願いよ」
真理乃さんは、私の首筋に舌を這わせてきます。
「こ、困ります」
「菜々かわいい、菜々かわいい」
真理乃さんは夢中になって、私の首筋を舐めてきます。
いつも真理乃さんに押し切られてしまいます。
真理乃さんの部屋に泊まることが多くなりました。
真理乃さんは一緒に暮らそうと言ってくれますが、
私は両親になんて説明したらいいかわからないし、
まだ、戸惑うことが多いので返事は保留にしています。
真理乃さんは私を大事にしてくれるのですが、
ちょっと行き過ぎな感じがするので、少し距離を置いています。
「菜々は姿勢がいいし、お箸もキレイに使うよね」
真理乃さんは所作を大切にします。
「私、両親に教わったくらいしか知らないから、恥ずかしいです」
「内面の問題よ。大人の女性なんだから『かわいい』で褒められるのは卒業しないとね。
でも菜々は可愛いわ」
「ふふ、なんですかそれ」
「仕事で帰りが遅くなっても、菜々が待ってると思うと元気が出る」
真理乃さんは私の肌が綺麗だと言います。
「菜々の肌は白くて皮膚が薄いのね。日焼けに気をつけようね」
そう言って、全身にキスをしてきます。
「ねぇ、菜々?菜々のここ、ツルツルのほうが似合うと思うの」
「ええーっ?似合うってなんですか?クラブでシャワーを使うときに困りますよ」
「ちょっとタオルで隠せば大丈夫だって。ね、気をつけて剃るから」
結局剃られてしまいます。
「すごい可愛ぃ。皮膚が薄いから血管が透けて、とても可憐だわ」
「恥ずかしい、恥ずかしい」
「菜々、いい子、おいで」
真理乃さんは優しい目で、両腕を広げます。
「菜々はバージンだったのね」
「…私、真理乃さんになら、いいです」
「うれしい。でも、綺麗だからとっておこうよ。一度しかないんだもん」
そう言って、剃りたてのワレメを指で軽く広げて、陶然とした目で観賞します。
「はぁ、菜々のこれはとても儚くて、指で触れたら壊れてしまいそう。
とても乱暴なことはできないよ。菜々みたいないい子を、男になんか渡さないわ。
…写真を撮ったら、ダメよね」
「あたりまえです」
「気をつけて口でするね」
真理乃さんは、私のお尻の穴に興味を持ち始めて、
そっ、と指で撫でたり、軽くキスしてきます。
「あっ、真理乃さん、そっちはちょっと…」
「悪くはないでしょう?菜々、感じてるもの。菜々は、きれいにしてるから大丈夫よ。
少し広げるとピンクでかわいい」
舌先でチロチロと舐めてきます。
「ああっ、でも、でも」
「ふふっ、菜々に汚れたところなんて無いよ」
真理乃さんは自分の中指を口に含みます。
糸を引いて出てきた中指は、てらてらと光っています。
「ねっ、いいでしょ?」
「・・・」
私は力なく頷きます。私だって真理乃さんを受け入れたいんです。
「力を抜いてて、ね」
私は力を抜いて、真理乃さんの中指を、おしりの穴に受け入れます。
「すごい、菜々の身体の中って、こんなに柔らかいのね」
「うっ、ヤダ、でちゃいそうです。指を抜いてください」
真理乃さんは私のお尻の穴から中指を抜きます。
「こんなっ…こんなのって…」
「あっ!!ごめんなさい!」
「ああ、菜々、私たまらないの。菜々が全部欲しいの、お願いだから」
真理乃さんは中指を自分の口に含もうとしています。私のものが付いた指を。
「だめ!だめ!だめ!」
真理乃さんは指を口の中に入れてしまいました。
「ああーっ!」
真理乃さんは舌を動かしています。
真理乃さんは苦痛のような、恍惚のような表情をしています。
「ヒッ!」
真理乃さんが、にじり寄ってきます。口を少し開いて、私にキスをしようとしています。
目つきがおかしいです。
「真理乃さん、怖い」
「菜々、愛おしいの。私、愛してるの」
うわごとの様につぶやいています。
私は動けなくなって、固く目を閉じます。
真理乃さんは私を布団に押し倒して、口を割ってメチャクチャにキスをしてきます。
私の頭を動けないように抱きしめて、舌で舌をまさぐって、だ液を流し込んできます。
「ぅえぅ、えうっ、うわああん!うわあああん!」
「ごめん、ごめんなさい」
真理乃さんは、壁を向いて横たわる私をなだめます。
「…もうしないって約束してくれますか?」
「うっ、それは…ねっ、菜々の好きなもの買ってあげるから機嫌直して、ね」
「そんなのって男の人が言うのとおんなじです!」
「うっ」
「私だって、真理乃さんを愛してるんです!だからどうしていいのかわからないんです!
…ウンチは汚いですよ!私のだって汚いですよ!」
「ウンチくらいなによ!私、欲しかったんだもん!菜々のならいいと思ったんだもん!
菜々のきれいなのも、汚いのも全部好きなんだもん!」
真理乃さんは泣いています。
「そんなぁ…真理乃さんは、素敵な女性なのに…」
「好きなものは好きなんだもん!私、離さない!菜々のこと絶対に離さない!」
そう言って私をきつく抱きしめます。
「うっ、うっ」
真理乃さんの涙が私の顔にかかります。
「…」
「仲直りのキスをしていい?」
「…口を、きれいにしてからです…」