]V 嗜虐の桜貝-2
・・・口淫の桜貝・・・
11月24日 金曜日 雨
外では冷たい雨が降っていた。
処女喪失から数えて6ヶ月。
この日使用し続けていた媚薬の効果も手伝って、恵利子の快楽の扉が完全に開かれる。
以前からその傾向はみられていたが、よりはっきりした形で確認出来る様になる。
心で抗っても身体が勝手に反応してしまい恵利子は困惑する。
男から繰り返される行為により、幼かった桜貝は徐々に開発され悦びを覚えこまされ遂に拓かれる。
求めに応じシーツに両腕をつくと、すっかり快楽を覚え求める様になりあがらう事すら出来ない。
ふくよかで釣鐘型の形良い胸元が、千章の出入りに応じて大きく揺れはじめると自然と恵利子の口元から声が漏れる。
そして恵利子の精神は、すっかり肉体的快楽に押し切られていた。
男の前では素振りは見せない様にしていたが、繰り返し快楽を貪る様にさえなってきている。
この頃になると渋々応じていた口淫もその錬度を増していく。
ひとしきり粘膜との摩擦を楽しんだ男は、避妊具を外すといつもの様に口での奉仕を命じる。
男の前に跪くと、先程まで膣内にあった陰茎に右手を添え先端部を口に含む。
繰り返し強いられ教え込まれた恥辱の行為である。
指先を絡め扱きながら、先端部をまるで幼女が飴玉を貪る様に唇と舌先で音を立ててしゃぶり始める。
舌先の動きも細かく指示をされてきた。
先端との括れ部分を恵利子の舌先がなぞり上げる。
11月15日、10日程前16歳になったばかりの恵利子。
着痩せするのかそのふくよかな胸元は、制服着用時よりもこうしている時の方がより魅力的である。
千章は手入れの行き届いたその長い黒髪の上に手を置きながら、自らの陰茎を必死に咥え込む恵利子の表情を覗きこむ。
年齢に対してまだ幼さが残る表情を嫌う恵利子は、メガネを常日頃から愛用している。
それはこうしてる時も変わらない。
時折レンズ越しに上目づかいで、恥ずかしそうにこちらの様子を伺ってくるのが愛らしい。
千章の陰茎付近には全く陰毛は無い、下腹部全体にかけて全ての毛を毛根より処理しているのである。
故に恵利子もその行為はし易いらしく、思いのほか抵抗無くこちらの指示する事を受け入れはじめている。
千章は恵利子の空いている左手を陰嚢の方に促し手の平の中で転がす様にさせる。
次いでそれを口に含ませながら右手で陰茎を扱かせる。
自らの快楽が開き始めると、それに比例するかのように恵利子は従順になってきている。
その顔には当初有った嫌悪と憎しみが薄れつつあるように千章には見受けられた。
あどけない口元で淫靡な音をたてながら、必死に奉仕する恵利子の顔を見ているうちに急激に高まる射精感。
2週間分溜め込まれた恵利子への褒美を、その顔にかけるかその口内にて吸収させるか迷ったが今回は流れに任せて飲ませる事にした。
恵利子もこちらの意図を察してか、口中深く咥え込まず先端部を唇と舌先で舐り始める。
堪らず飛沫く勢いで射精すると、恵利子の口内が白濁した体液で満たされていく。
いつもの様に喉を鳴らせて、褒美のミルクをその小柄な体内に吸収して行く。
もう以前にあった様な吐き気はもようさなくなってきている様である。
恵利子自体フェラチオのフィニッシュは、顔にかけられるより口内に出されて飲む方が良いらしい。
顔にかけられると、その後の処理に手間取ってしまい時間がかかるのがその理由のようだ。
両親の束縛が厳しい恵利子との時間は限られる。
平日の帰宅までの時間を上手く調整して、移動時間を差し引くと1時間がやっとである。
美涼の時同様、いくら本人が口を噤んでも周囲に気取られては関係が破たんする。
そんな窮屈な状態ではあるが、それを差し引いても恵利子との行為は目も眩むほどに魅力的である。