★思わぬ褒章★-1
手を緩め、もたれかかるヒロカの上体をオレから剥がす。
背中を支え身体を後ろに反らせると、
ターゲットのデコルテ周辺が一網打尽だった。
胸骨にそっとキス。
頬も触れない微かな谷間を徐々に上へと上がり、
鎖骨中央の窪みへ。
鼻でヒロカの顎を押し上げ、首から仰け反らせた。
歯を立てたくなる衝動を抑え、
鎖骨を唇でなぞり、尖った肩先へ。
腰はゆっくりだが止まらない。
『ん・・・・ん・・・・アッ・・・・』
うんと背中を丸めて乳房に顔を寄せた。
白く滑らかな肌に微かに血管が透けて見えた。
そっと、柔らかくその頂に舌を這わせた。
先程より硬度を増し敏感になっていた。
『はっ!・・・あ・・・ぁ・・・』
少し強めに吸うと、
息を乱してオレの頭を抱え込んできた。
『んっ・・・っふ!・・・ふぁ・・・』
『あ、あ、あ・・・・あぁ!』
抱き締めてそっと前へ倒して静かに寝かせる。
少しペースダウンして見つめ合った。
「さっきはゴメン・・・、抑えられなくて。」
「苦しかったね、最低だよ。」
『うん・・・苦しかった、息が出来なくて・・・。』
『・・・・・・でも・・・』
「・・・ん?」
『・・・・・・・・・・からね・・・。』
「なに?」
『・・・・内緒、・・・絶対に・・・・、内緒だよ?』
「も、もちろんだよ。」
『・・・いい』
「え?」
『・・・気持ち・・・いいよ』
「ほんと・・・?」
『ん・・・』
「○%&△#*☆ξーーー!」
『ふあぁっ!・・・イタタター!』
「あ、ごめっ!」
思わず力一杯抱き締めてしまった。
歓喜と共にペースダウンしていた腰が正常運転にもどる。
『ん・・・、アッ!・・・あぁ、気持ち・・・いい!』
小休止が性感に良い変化をもたらしたようで、
ヒロカの身体はガクガク震えながら悶えしがみついてきた。