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一二三四そして五
【その他 官能小説】

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ヤングアダルト-1

「へえー、ハル君に彼女が出来た?そりゃ久美子ママは穏やかじゃないね。」自宅のリビングで久美子の旦那が言った。
「いつの間にか大人になっていくのよねー。」
「どんな子だか気にならないの?可愛い子かな?ハル君はモテそうだよね。」
「たぶん積極的な子なんだと思うんだけど・・・あの子ゆっくりしてるのよ、そういうところ。」
「ふ〜ん。さすがママだね。怖い姑になりそうだ。」久美子をからかう様に旦那が言った。
「あら、あなただって結婚するまで、キスしかしてくれなかったじゃない。それに姑って歳じゃないわよ。」久美子がかえす。
「まだ諦めてない?」
「うん。」夫婦にとって子供は夢だった。何度も何度も真剣にセックスをしてきた。いつか子供に恵まれると思って。
ソファーで旦那がキスをしてきた。
「ここで?」
ブラウスのボタンを外しながらブラジャーを見つめて、「昔、ハル君に手を入れられてブラジャーのふちが黒くなってた事あったよね。」
久美子も旦那のズボンに手をかけ、フックを外していた。「まだちっちゃかった頃よね。あの子乳離れ遅かったのよね。ん?妬いてるの?」
「そうじゃなくて、ハル君が彼女にするのかな?久美子が妬くんじゃないかなと思って。」久美子を押し倒しながら胸元に口をあてた。
「まだ中学生よ。初恋でしょ。初々しいよねー。」久美子の手はすでにブリーフの上から大きくなった部分を確認していた。お互い少しずつ息が荒くなってくる。
久美子は自分からパンティーを脱いだ。そのまま旦那は久美子に重なった。久美子の柔らかい手はパンツの中から大きくなった物を取り出し、やさしくしごきながら足を開き自分に導く。ゆっくりゆっくり挿入されていく。
『ハルちゃんが見たら絶望かな?』頭に浮かんだ。しかし、旦那の動きに合わせ久美子の腰が動き出す。やさしく前後に受け入れるように動き出す。
「んっ。」声が漏れた。「ん〜ん。」息が荒くなり始める。旦那は深く身を沈め、久美子の子宮にむかって動きを止めない。やがて快感が久美子をおそった。
「あ〜ん。」「やぁだぁ。」久美子は絶頂をむかえる時、いつも甘ったるい声で「やだ」と言う。
「やぁだぁ。うーん。やぁだぁ。」旦那には久美子のアソコが大きくなった様に感じ始めた。絶頂のしるし。久美子の腰が激しく動き出す。もうどうにもならない。応戦するように旦那は腰を動かすが、深く深く久美子に飲み込まれていく。
「うん〜ん。」何度目かの絶頂。同時に久美子の腰は大きく動き、旦那を奥深くに飲み込み射精をさせた。
夫婦は抱き合ったまま、余韻に浸った。

夏休みが終わって新学期になると、晴之と直子はクラス公認のカップルになっていた。そう、文化祭までは。
二人は毎日一緒に下校した。日曜にはデートもした。しかし、肉体的関係では進展がなかった。
秋の文化祭の準備をしていた時、三年の先輩が直子と話をしているところを見かけた。晴之は気にしていなかったのだが、直子は先に帰った。いつもなら晴之の事を待っている直子がいなかった。それは三日後の文化祭当日まで直子は先に帰った。

文化祭の日、校庭の隅で三年生達が話をしていた。渡り廊下を歩いていた晴之にも会話が聞こえた。
「あいつマジやべぇよ。三回もしちまったよ。」自慢げな声が聞こえる。あの時直子と話してた三年だ。
「マジで?どうだった?」
「二年の奴がなんにもしてくんねぇからって、いいよ。って言われてよ。」
「可愛い子だよな?」
「はじめはよぉ、痛そうだったけど、三回目は耳元で声出されて、それがかすれた声でよぉ、エロっぽくてすぐイッちまったよ。」
晴之には、それが直子の事だとすぐに解った。悔しくて、切なくて、文化祭に出ないでそのまま帰った。
頭の中が真っ白だった。顔の表情がなくなった。

夜になっても「三回目は耳元で声出されて、それがかすれた声でよぉ、エロっぽくてすぐイッちまったよ。」の言葉が耳から離れなかった。
何度も何度も胸が苦しくなった。それでも「すぐイッちまったよ。」と頭の中に声が聞こえてくる。
苦しい、だがその想像は逆に下半身を勃起させた。「おねえちゃん。」晴之は久美子を思い出し、オナニーをした。なぜだかすごく気持ちよかった。

数日が過ぎたが、晴之の心は癒えなかった。気づかない久美子ではなかったが、久美子は何もしなかった。
「それはいっちゃうよ。」何の話をしているのかは解らないが、事務所から久美子が会話する声が聞こえた。瞬間、晴之の脳裏に記憶が蘇った。
それはまだ晴之がオナニーを知らなかった時、久美子が晴之の股間に手をやり、射精を教えた時のことだ。「イッちゃったね。」と久美子は言った。
『イッちゃう』この言葉に晴之は神経質になった。

晴之はやりきれない気持ちを久美子にぶつけた。はじめは機嫌悪い口調、次に久美子を無視、それでも久美子は何もしなかった。
腹が立ち、晴之は久美子のロッカーに精子を拭いたティッシュを入れてしまった。それでも久美子は反応しなかった。
ムカつく気持ちが増し荒れていった。さらに久美子に嫌がらせをと、久美子の着替えに直接射精もした。
久美子はやや上目遣いで晴之をにらんだが、声をかけなかった。

晴之は仮病を使い学校を休んだ。トイレにこもり腹痛を装った。仮病二日目、トイレに行くと久美子と入れ違った。久美子は無視をした。トイレの中には久美子が流しそこなったティッシュがあった。晴之の腹痛は仮病である、好奇心でティッシュを調べてみると、それは昨日の夜に晴之がオナニーで使ったティッシュである事が解った。考えてみるとオナニーの後、ゴミ箱に捨てたティッシュはいつも片付いていた。晴之はそれを処理してくれていたのが久美子だと思った。


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