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一二三四そして五
【その他 官能小説】

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ファースト タイム-1

晴之も小学校に行き、高学年になっていた。
素直で正直な性格は変わっていない。久美子はそういう純粋な性格が大好きであった。
可愛らしくてしょうがなかった。しかし、当然男としてではなく、子供としてである。
久美子の旦那は設計士で、やはり子供好きであった。晴之の事はいつも夫婦の会話に出てきた。久美子が旦那にまるで自分の子供みたいに話す姿には幸せがあった。

「ハルちゃん、ちょっと肩叩いて。」仕事が終わり化粧を直し、帰る支度をした久美子が晴之に頼んだ。
晴之の肩叩きは日課になっていた。「こう?」
「うん。気持ちいい。」更衣室のソファーに久美子は横たわって肩を叩いてもらう。時には背中や腰も叩いてもらっていた。
「おねえちゃんは肩こり。」久美子の背中にまたがりながら、一生懸命肩叩きをした。軽く直した化粧の香りが漂っても晴之にはどうでも良い事であった。

夏休みのある日、いつものように晴之は久美子の背中をトントンと叩いていた。やがて久美子のお尻のあたりにまたがり腰を指圧した。ソファーの横には父が整体院で購入してきた電気マッサージ器が置いてあった。ズッシリとした十字のハンドルが付いたバイブレータである。
「おねえちゃん、これ使ってあげるね。」そういってスイッチを入れた。
ブーン。久美子の背中にマッサージ器があたる。久美子は身体を伸ばし晴之にまかせた。
ブーン。ブーン。背中から腰に、晴之はマッサージ器を動かす。気持ちよさそうな久美子の様子に得意になってマッサージを続けた。
久美子のお尻のあたりにマッサージ器が来たとき、晴之は動かすのをやめた。
30秒くらいだったろうか、晴之はスイッチを切った。様子がおかしい事に気づいた久美子はそっと振り返えると、そこには泣き出しそうな晴之がいた。
久美子はすぐに察した。「ハルちゃん。大丈夫よ。」そう言って、晴之の半ズボンの上から股間に触れてみる、硬くなったおちんちんを感じた。
あらあら。さてと、「心配しなくていいよ。」そう言って太ももの方からパンツの中に手を入れてみた。「やっぱり。」久美子の手に温かい粘りのある液体がついた。
「はじめてかな?」久美子は優しく聞いた。
「・・・・変な感じがして、突然に・・・・」
「突然に?」
「・・・・」晴之は黙り込んだ。
晴之をソファーに座らせ、ティッシュの箱に手を伸ばした。
「ビクッ。??ビュッ。??って感じ?」晴之が心配しないように聞いた。
「うん。」
「でも気持ち良かったでしょ。」
「う〜ん、変な感じ。う〜ん、なんかすごく変な感じで気持ちよかった。」
会話をしながらも久美子はティッシュを取り、晴之のパンツに手を入れて精子を拭き取った。
「射精しちゃったんだね。」ひょんなきっかけで精通を迎えた晴之に久美子は優しく教えた。
「少しは知ってるでしょ?精子の事。男の子の事。ハルちゃん少し大人になったのね。ハルちゃんがね〜。」久美子も複雑だった。
晴之は何もしゃべれなくなっていた。
「パンツ取り替えなくちゃね。ズボン脱ぐよ。」チャックを下ろしズボンを脱がせた。湿ったパンツの下に硬く膨らんだおちんちんがあった。
このままパンツを脱がせば勃起したおちんちんが顔を出してしまう。晴之の将来を考えれば変な事は避けたい。
「パンツ持ってくるね。誰にもバレない様にするから心配しないでね。」そう言って久美子は二階に上がっていった。工場に長く務める久美子は家族同然の様に、家政婦以上に家の事を知っている。やさしい久美子に晴之は緊張が解けていった。
戻って来るまでに晴之の勃起が治まっていることを願いながら久美子はパンツを持ってきた。大丈夫だ、テントの様だった晴之のパンツは元に戻っている。パンツを渡し、履き替えさせた。
「これお母さんが洗濯するのじゃ恥ずかしいでしょ?」ビニール袋にいれてバッグにしまいこんだ。
「誰にも気づかれない様に戻しておくからね。」そのまま久美子は帰宅した。
部屋に残った化粧の匂いが心地よく晴之の脳裏に焼きついた。
晴之は夜になっても不思議な感覚が残っていた。初めての射精。精通した事がどういうことなのか、頭の整理はまだまだ出来なかった。只々思い出すと胸がモヤモヤした。
心配していた翌日、普段と変わらない久美子の態度にホッとした。


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