★サークル初参加★-2
『どしたの?なんかついてる?』
「いや、やっぱ外だと雰囲気違うね〜w」
『ああ、化粧してないからじゃない?』
「おー、そうかそうか、言われてみれば目力が弱いね」
『フフ、残念でした〜w。・・・ガッカリした?』
「ちぇ〜手抜きかよ〜!」
『アハハ!』
それでか。小悪魔的だった目元の印象が和らいでいる。
更にパンプスとスニーカーの差も手伝って、
お店で見るより一回り小さく幼く見えた。
ほっこり和み系の優しさがあふれている。
まぁギャル好き諸兄がガッカリするのは頷けた。
ただしオレはそのギャップにときめいていたのだが・・・。
『しょーがないなー』
と言ってポーチから何か取り出した。
手馴れた感じでサンバイザーを下ろし、ミラーを開いた。
体を乗り出して紅をひく。その仕草にドキッとした。
パタンとミラーを閉じ、シートベルトに引かれるがまま
シートにバタンと押し戻された。