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Unbalance Kiss
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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★遭遇★-2



入るなり元気な声がかかる。

『あ♪ いらっしゃ〜い!』

ユニフォームは法被のようなデザインで、
サイズが大きいのと、ヒロカが華奢なこともあって、
子供が大人のシャツを着たような可愛らしさがあった。

『先週来なかったネ、なーんかイイことあったの〜?』
「だと良いけどねー、忙しくて帰りが遅かっただけ〜」

持ってきた大きなお盆を胸に抱え、
体をユラユラ(無駄に)揺らしながら
ニコニコ笑って談笑するのが彼女のスタイル。
揺れる髪の間から見え隠れする
ハートのイヤリングが似合っている。

「あ、アノ漫画新刊出てるハズだね!もう買った?」
『もち!もう読んじゃったよー、えーっとねーw』

「やめろ〜!!!」
『アハハ〜♪』

料理が上がるか、他の来客までの、束の間の逢瀬だが、
とにかくその輝く瞳と心地よく弾む笑い声に
すっかりハマってしまったのだ。

もちろんその笑顔はオレだけに向けられるものではなく、
どんなお客様にも分け隔てなく振舞われ、
他にもそれを楽しみにしている(と思われる)
常連客もいて、ファン同士、自然とコミュニティーが
形成されているような、素敵な雰囲気のお店だった。
混む時間帯は避けるなど、ファンライフをエンジョイ
する上でのテクニックも心得ていた。


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