女教師の過去 1-2
そしてレイプ決行当日、田口は高田に撮影係を頼む。部活終了の時間は午後７時だ。7時半頃に戸締まりは行われる。高田は人目を盗んで体育館に忍び込んでいた。田口は部活終了後に館内から退去せずに倉庫に隠れていた。佐川は体育館の外で身を潜めていた。
戸締まりの時間になると館内から鍵を閉める音が鳴り始める。紗弥加が戸締まりを始めた。佐川は紗弥加が最後に出る出口の外に待機する。
｢紗弥加先生…グフフ｣
影から紗弥加の体を見つめながらその時を待っていた。そして戸締まりを終えた紗弥加が出口に向かう。
(よし、始まりだ！！)
いきなり体育館の電気が落ちた。
｢えっ！？｣
いきなり暗闇になった館内に驚く紗弥加。次の瞬間、出口から人影が見えた。その人影がその出口を締めた。
｢な、何！？｣
慌てる紗弥加。人影が暗闇に消えた。怖くなった紗耶香は出口に急ぎ開けようとする。
｢な、何！？なんでこんな鍵がかかってるのよ！？｣
今まで見た事のない南京錠がかかっている。ガタガタと扉を揺らすも全然開かなかった。
｢えっ！？｣
背中に何かが当たった。驚いて振り向くと、そこに人影があった。
｢き、きゃっ！！だ、誰！？｣
薄暗い中、不気味な覆面を被った人影がぼんやりと見えた。
｢先生、悪いけどレイプさせてもらいます。｣
｢れ、レイプ！？｣
全く予想だにしていなかった言葉に良く意味が理解出来なかった。何よりヘリウムガスの甲高い声が不気味で仕方ない。
｢そんなエッチな体を毎日見せつけられて、もう我慢できないんすよ。｣
別な人影が現れた。２人の覆面男に挟まれる紗耶香。
｢な、何なのよ、あなた達は！？ふざけるのもいい加減にしなさい！？｣
背丈から生徒の誰かだと言う事を悟る。頭のどこかで生徒の質の悪い悪戯は許せないという気持ちが浮かぶ。
｢あまり悪戯が過ぎると、先生許さないわよ！？｣
生徒である以上、恐れる気持ちは薄まる。自分から見れば全くの子供だ。いつも接している子供に身の危険は感じなかった。
｢悪戯じゃないよ。レイプするって言ってるんだよ、先生？｣
｢レイプとかあなた達に出来る訳ないでしょ！今ならまだ許すわ？なんでこんな悪戯するのか説明しなさい。｣
完全に上から見ている。しかしそれでこそ田口は燃える。
｢説明なんて出来ないさ？なぁ？｣
｢うん。｣
田口の言葉に頷いた佐川は紗弥加の背後から手でジャージのズボンとパンティを掴み一気に下げ降ろした。
｢えっ！？き、きゃあ！！｣
剥き出しになった下半身に、慌てて手で股関を隠した紗耶香。
｢何するのよ！？｣
｢だからレイプですよ、紗耶香先生…｣
ヘリウムガスで変えられた甲高い声がようやく恐怖に感じた紗耶香だった。