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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈屠畜部屋〉-7

『……何をされてもいい?そんなの当たり前じゃない……なに上から目線で言ってるのよ?』

「……あぶッ!?…あ"!!……あひ!!」


タムルは左手で麻里子の前髪を鷲掴みにすると、余った右手でガラ空きとなった頬に張り手を見舞った。
頭部を固定されたような状態では髪が弾けるとはいかないが、それでも両の頬は見る間に赤くなり、涙が哀しく飛散して消えた。


『謝りなさい…?私に謝るのよ……「お許し下さい」って……何でもするんでしょう?』

(ッ…!!!)


叩かれる激痛の中で、麻里子は自分の牙を失っていた事を知った……抗う事の無意味さを、虚しさを嫌というほど思い知らされてきた毎日に、あの強固な正義の牙は、歯根から腐り落ちてしまっていたのだ……。


「お…べひッ!!……お許し…ッ!!お許し下さいぃッ!!!」


自らを堕とし、媚びへつらう事しか麻里子には思いつかない……。

抵抗すればする程、ここに巣くう鬼畜達は悦び、執拗な嫌がらせを加えてくる。
ならば麻里子の選ぶ道は、従順を決め込んで言いなりになり、ご機嫌を取りながら哀願を要求する以外に無い。
性の快楽に負け、ふしだらな牝に堕ちたと蔑まれても、それしか妹達を救える手立ては無い……。



『ウフッ……そうよ……貴女は人間じゃないんだから……ただの“家畜”なんだからさあ?……人間様に意見するなんて許さないからね?』


タムルは赤く染まった頬を両手で覆い、諭すように囁いた。
麻里子の瞳は怯えて落ち着かず、唇もプルプルと震えて呼吸を寸断している。
それは美津紀を愕然とさせたあの日よりも弱々しく、ようやく独り立ちした少女のような幼気さがあった。
そんなひ弱な存在にまで堕ちた麻里子の姿を見ながら、タムルは全ての衣服を脱ぎ捨てて背後に回り込み、その貧弱な膨らみしか持たぬ胸肉を包み込むように掌を当てた。



「はぎッ…!!……ぎ…き……」


タムルの掌が黒ずんだ乳首の尖端に触れると、麻里子の身体はビクンと弾け、思わぬ吐息を噛み殺す為に唇をギュッと噛み締めた。


『ウフフ……どうしたのかしら?』

「きひ…ッ……ぐぐぐ……」


スルスルと滑る掌の刺激に、麻里子の乳首は見る間に勃起し、もっと摩って欲しいと鋭く尖っていく。
四六時中、吸われ、舐められ、弄り回されてきた肉体は牝の本性を丸出しにし、快楽を貪る為に血流を早めて、はしたない姿を曝していた。


『……瑠璃子…だっけ?あの娘も今の貴女みたいに、気持ち良いコトだけ味わって生きていくのよ?全然可哀相でも、酷いコトでも無いわよ?』


タムルは麻里子に身体を密着させ、肩に顔を乗せて頬と頬をくっ付けて、相変わらずな台詞を吐いた。

女など所詮は堕落した生き物であり、性の快感さえ与えておけば、あとはどうとでもなる……サロトや金髪鬼と同じ思考回路を共有する畜人だと、自らを紹介したに等しい台詞……つまり、タムルの欲望が瑠璃子に向けば、もう助かりはしない事を意味する……。


「る…瑠璃子を……うぅ……助けて下さい……お願い…します……」


妹の命乞いを口にしながらも、麻里子の身体は淫らに火照り、じっとりと汗ばみながら乳輪までも膨らませていった……騙され、信じ込んだ媚薬の効果は、未だに麻里子の肉体を蝕んだままだ……。






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