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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈屠畜部屋〉-12

『気持ち良くて力が抜けちゃうの?正直に言ったら助けてあげるわよ?』

「あぎぎッ!!きほ…ッ…きほひひぃッ!!あ…あふへへぇッ!!(気持ち良い。助けて)」


タムルが現れる前から、麻里子はもう此処に居る鬼畜達には敵わぬと思い知らされていた。
縄や鎖や枷で拘束され、手も足も出せない状態にされて、容赦無い罵声を浴びせられながらの輪姦の毎日は、麻里子に怒りの感情の無意味さを徹底的に教え込む事と同義だった。
何処にもぶつけられない感情は自分にしか向かず、それは刑務所の独居房と同様の効果をもたらした。
暴れ回る犯罪者を独居房に押し込むと、数時間もすれば暴れる事の虚しさに気付き、やがて大人しくなる。

麻里子の此処での“生活”は、正に独居房と同じであった。

いくら怒鳴り付けても鬼畜達は怯む事も無いし、拘束された手足を動かそうが、肉体は弄ばれて、子宮も直腸も精液で満たされてしまう。
抗う事の無意味さ・虚しさ・悔しさ……もう麻里子は刑事ではないし、魅力的な容姿だけが取り柄の家畜でしかない。

タムルは扉を開け、廊下で待っていた数人の部下達を招き入れた。
集団で徹底的に責め立て、哀れな《牝豚》を笑い者にするつもりだ。


『可哀相だから身体を抱き上げてやって。大好きな“お喋り”が出来なくて泣いてるんだから』


タムルの指示で麻里子は部下達に抱え上げられ、ようやく鼻鉤の痛みが和らげられた。
しかし、両腕を左右から掴まれ、髪を無造作に掴まれた姿は痛々しいもの。
やはり、消耗品の扱い方はこんなものなのだろう。
それに、まだ鉤は外されない。
いや、外すつもりが無いだけだ。


『さあ、さっきみたいに自己紹介しなさい。皆にはっきり聞こえるようにね』



タムルは鼻鉤に繋がった紐を麻里子の目の前で掴むと、これみよがしに引っ張る仕草をした。
怯えきった瞳はその拳と、タムルの冷たい笑顔を交互に見つめた。
やはり激痛を伴う顔面崩壊の責めは、男が思う以上に酷なのだろう。


「ふひッ…ふひッ……わ、私は麻里子…ヒック…め…牝豚です……」





恐怖に瞳を泳がせながらの自己紹介は、タムルや部下達の爆笑を起こさせるに充分であった。
その様は屈従というよりは服従であり、意のままに操れる肉人形でもあった。


『ウフフ……この豚さんは何でも答えてくれるわ……恥ずかしいコトが大好きなんだから』


タムルは一人の部下に目配せし、尻の割れ目を指差した。
部下は直ぐに理解すると、まるで焦らすように肛門に触れ、鼻で笑った。



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