第五章-1
裸のまま、ことさらゆっくりと露天風呂に向かって歩かせかれる。
自分の乳首を摘み、捏ね、秘部の入り口をくちゅくちゅと音を立てて弄りながら。
「んっ…はぅ…」
膝から時折力が抜け、かくんっとよろけても、手は止めない。
そうしてようやく、露天風呂に到着した。
「少々お待ちくださいね」
すでに一糸まとわぬ姿の紗夜と違い、あやめは脱衣場で着物を脱ぐ。着物越しに見えてはいたものの、やはり直接その肢体を見ると、美しい。
居合わせた他の宿泊客たちも、じっと見つめた。
紗夜は、今からあの人に犯されるのだ、と思うと興奮が止まらなかった。
露天風呂に入ると、簀の子の敷かれた洗い場で全身を洗われた。
あやめは自分の身体に石けんを泡立てると、紗夜にぴったりと抱きつき、こすり合わせるようにして洗う。
「んっ、あんっ、はぁっ…」
「ふぅっ…んん…、ほら、紗夜様、どのように洗われているのか、ぁんっ…皆様に、ご説明して…？」
抱きしめ返してうっとりと洗われていると、あやめに囁かれる。
「は…い…。あやめさんの身体が、私の身体に絡みつく…ように…あぁっ、時折、乳首が、擦れて…！あやめさんの乳首も…私の、も…尖って…痛い、くらい…！はぁんっ」
座ったあやめの片足の上に跨らされ、秘部を膝に押し付けられた。
「さ、ご自分でそこを洗ってくださいませ」
「は、はい…んっ、あんっ、あっあっ…おまんこ、洗うの、気持ちいいよぉっ…！」
石けんと自分の愛液のぬめりでよく滑るそこを、がくがくと腰を振ってこすり合わせる。
「ク、クリも、洗うのぉっ…あぁん…っ」
両手を床につき、前かがみになると勃起した小さな突起も擦り付ける。豊かな胸が、たぷんたぷんと音を立てて揺れる。
気付けば、すぐ近くにまで他の客や、従業員たちがいて見つめられていた。
バルコニーの時より間近で見られることに、紗夜は興奮した。
「あぁっ、イくっ、イっちゃうーっ！」
あやめの足に強く秘部とクリトリスを押し付けながら、絶頂する。
しばらく震えながらゆるゆると腰を動かしていると、足から降ろされた。
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返しながらあやめを振り返ると、わずかに上向いた肉棒が目に入る。
「これを、洗ってくださいますか？」
胸の前に押し付けられ、紗夜は頷くとそのハリのある大きな胸を自分の手で支え持った。そのまま、そっと挟み込む。全身を揺らすようにして、洗い始めた。
「ふっ…んん…お上手ですわ…紗夜様は、ご奉仕がほんとに上手…」
「ん…ふぅ…はぁ…」
紗夜はつい舌先を尖らせ、先端を突つく。石けんの苦い味がして、しゃぶるのは諦めた。