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女将の露出教育
【性転換/フタナリ 官能小説】

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第一章-2

その人物は、「あやめ」と名乗った。
「当旅館の女将をしております。紗夜様のご両親から、お世話を仰せつかりました。短い間ですが、よろしくお願いいたします」
丁寧な挨拶の後、深々と頭を下げると、紗夜の荷物を持ち「お部屋に案内いたします」と歩き出す。
紗夜は後ろをついて歩きながらも、はっきりと形のわかるあやめのお尻から目を離せずにいた。

身体の奥まで覗き込めそうで、いけないとは思いながらもじっと見つめたまま階段を上がり、2階の部屋へ通される。
「こちらが、紗夜様のお部屋、この宿一番の客室でございます」
二間続きの広い部屋に、一番奥の窓の外にはバルコニーに設えられた専用露天風呂も見える。右手にはガラス張りになったトイレと、その並びのふすまを開けるとそこは大きなベッドが備えられていた。
「わあ…」
なぜガラス張りなのだろう、真っ赤なベッドカバーはなんと淫靡に見えるのか、と頭の片隅で思いながらも吐息のような声をあげながら窓に向かう。
庭を眺めようとしたところで、ぎょっとした。
「驚きましたか?自慢の眺めですの」
背後から、ふふっと笑いながらあやめが近付くと、大きな窓ガラスを開けた。
「で、でもこれ…」
振り返って縋るような視線を向けても、あやめは微笑むばかり。紗夜は再び窓の外を見た。

口の形の建物の中庭は一般的な庭などではなく、露天風呂。紗夜の部屋を含め、10室ほどしかない3階建ての建物の客室はすべて中庭に面してバルコニーが設置されている。
中庭はもちろん1階。もっとも大きく張り出したバルコニーを持つ紗夜の部屋は2階。つまり、すべての客室から中庭の露天風呂と、紗夜の部屋の露天風呂が見えるのである。
さらに、紗夜の部屋のバルコニーだけはアクリルかガラスか、透明な素材でできており、こわごわ覗き込めば、下は中庭の一部。裏を返せば、中庭からもこちらを見られるということである。

呆然と窓の外を眺めていると、上階のバルコニーから歓声が聞こえた。紗夜が見上げると、同じように中庭の露天風呂と、そして紗夜の部屋のバルコニーを見ていた客と目が合う。
好色な笑みを浮かべて手を振ってきた相手に慌てて軽く会釈すると、紗夜は窓辺を離れた。

室内を振り向くと、あやめが浴衣の支度をしていた。
「さ、どうぞ着替えて、くつろいでくださいませ」
美しい笑みを浮かべる相手に近付くと、跪いた相手に前開きのワンピースのボタンを手早く外されていく。
着替えを手伝われることに抵抗はない。しかし滑らかな手触りのスリップを脱がされ、抱きつくように背後のブラのホックに手を掛けられたところで、小さく声を上げた。
「あ、あの…それは…」
真っ赤になってそっと相手の肩に手を置くが、にっこり笑って取り合わない。
「浴衣ですから」
慣れた手つきでホックを外され、そのまま豊かな胸をさらけ出された。ぱっと両手で胸元を抑えるが、あやめはさらにショーツに手を伸ばし、ついに紗夜は悲鳴をあげる。
「や、やめて…!」
片手を胸から離して下半身へと伸ばしたものの、あやめの方が速く、ショーツを膝まで引き下ろされた。
「いやっ!」
「あら…」
悲鳴と重なるように呟いたあやめの目線は、ショーツのみを見つめており、つられて紗夜も視線を落とすと、そこには小さな染み。この特殊な旅館の光景に、少なからず興奮していた証であった。
「やだぁ…」
力なく声を出し視線を逸らす紗夜をうっとりと見つめ、あやめはショーツを完全に脱がせると、立ち上がって浴衣を着せかける。
「さあ、どうぞ」
手慣れた様子で浴衣を着付けられれば、白地で薄い綿素材のそれは、従業員たちの着物ほどではないがうっすらと肌の色が判別できるものだった。

俯いたままの紗夜を座卓の前に座らせ、服を片付けると、お茶の準備を始める。
動きに合わせて胸元の突起や、その周囲の色が時折はっきりと見えるのを、紗夜は無意識に見つめ続けていた。


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