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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第16話-24


「バラの香りなんて、葵もなかなか高尚だね」
「そ、そんな、気分、だったんです」
 半身浴になる程度の湯を、ぬるめの温度で中に張り、葵が選んだ“バラの入浴剤”を振り撒けて、薄いピンクの色とバラの香りを漂わせたその中に、当然だが、全裸になった二人は身を沈ませていた。
 葵は、誠治の胸に背中を預ける格好で、両足は広い浴槽の中で伸ばしきっている。半身浴程度の湯の量なので、薄いピンク色をしているとはいえ、内股の間のヘアが湯の中に漂うのは見えているが、それに対する恥じらいは、感じなかった。
 湯の温度を、ぬるくしているのは、長時間入っていても、のぼせないようにするためである。それはつまり、浴槽の中でチョメチョメする意思が、あるということだ。
「葵の肌は、本当に艶々だ……」
「あ、んっ……誠治、さん……」
 いま葵は、髪をあげて結わえているから、肩からうなじにいたるラインが顕になっている。その部分に頬をよせ、誠治はそのラインをなぞるように、葵の肌の艶を存分に愉しんでいた。
「バラの香りに混じって、いい匂いがするなぁ……」
「や、やだっ……汗のにおいです、きっと……」
「そうかなぁ……」
「んっ、く、くすぐったいですっ……ん、んんっ……」
 うなじから肩にかけてのラインは、とても敏感な場所である。その部分に、誠治の頬ずりを受けて、こみあげてくるくすぐったさと、肌を触られる心地よさとが、綯交ぜになった官能が、葵の中で渦を巻いた。
「葵の肌は、本当に、キレイだ」
「あっ、そ、そんなとこっ……」
 処理をしていないにもかかわらず、スベスベな腋の下に手を差し込み、誠治は指を蠢かせた。
「あふぅんっ!」
 そのくすぐったさのあまり、葵の身体が湯の中で跳ねた。腋の下をなでられる、といのは、ひょっとしたら初めてかもしれなかった。
「誠治さんの指、エッチです……」
「そりゃあ、こういう場所にいるんだから、そうなるさ」
「あ、やっ、ん、んんっ、あ、ああっ……」
 腋の下から手の先が伸びてきたかと思うと、それはそのまま、胸の上に覆いかぶさって、柔らかなそれを、揉み捏ね始めていた。
「葵だって、エッチな気分になってるじゃないか……」
「ひっ、やっ、だ、だって……」
 固さを帯び始めた乳首を、誠治にいたぶられる。
「あたってるん、ですもの……」
「ん?」
 確かに湯の下では、大きく隆起している誠治の“雄峰”が、葵の腰の辺りをつついていた。
「まあ、こればっかりは、どうしようもないからね」
「あっ、お、おしりのとこ、つっつかないでっ……」
 誠治が身体の位置を少しずらし、葵の臀部をその“雄峰”で撫で回す。
「葵のお尻、やわらかくて、とっても気持ちがいい」
「や、やだっ、もう、ホントにエッチなひと……!」
「いやかい?」
「……いやじゃ、ないです」
 典型的な形で、性の戯れ…“イチャイチャ”を繰り返す二人であった。
「さて、と…」
「あ、あんっ……!」
 葵の胸を被っていた誠治の両手が、再びその柔らかさを堪能し始めた。要するに、再び“むにむに”と、揉み捏ね始めたのだ。
「おっぱいの感触は、やっぱり一番だな」
「あ、ぅんっ、あっ、ん、んんっ……」
「本当に、何が詰まってるんだろうって、いつも思うよ」
「やぁ、んっ、あ、あふっ、ん、んぅ……」
 誠治から乳房への愛撫を請けて、葵の声に艶が混じる。
「柔らかくて、弾力もあって……」
「あぅっ、ん、や、あんっ……!」
 まるで筒を押し込むように、指が前後する。葵の乳房がその指に合わせて形を変え、ぷるんぷるんと震えて揺れた。
「でも、ここは固くて……」
「あふぅんっ! あっ、ん、んくぅっ……!」
 乳首をくりくりと指先で捏ね回す。強弱をつけるたびに、それに合わせて、葵の身体も深浅をつけて上下した。
「どれだけ触っていても、飽きないよ……」
 ふっ、と、葵の耳に誠治はささやくように息を吹きかけた。
「ふ、はうっ……!」
 びくり、と、葵の身体が強い反応を示す。肌と胸への愛撫に交え、耳裏に熱い吐息を浴びたことで、軽くオーガズムを感じたようだ。
「は、あっ、あ、あぁ……」
 少しだけその身体から力が抜け、誠治の胸に自分の重みを預ける、そんな葵であった。


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