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ホワイトライ
【悲恋 恋愛小説】

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ホワイトライ-3

―ガサッガサッ―

「……沙奈〜、こんなに買い過ぎだよ……」

「そっかな〜」
「そっかな〜じゃないって両手が塞がる程なんて、いい加減買い過ぎだ……」
「しょうがない。今日はこのぐらいで勘弁してやろう!」
「はぁ〜。……それじゃあちょっと休憩しないか?」

「いいわね。じゃあ、あそこにしよ!?お兄ちゃん」


それは
突然訪れる

「おい、沙奈!そんなに急ぐなよ」

「お兄ちゃん早くー!!」

悲しき運命

―ブロローー―

永遠の

「!!沙奈!危ない!!」

「え!?」

―キキーッ―

―ドンッ―

別れ

「…………沙………奈?」

足音もなく

「……ぉぃ……なんだよ」

前触れもなく

「なんでだよ!!!」

ただ唐突に

「しっかりしろって!沙奈!!………目を醒ませよ!…………なぁ!!!」

別れはやってくる

「沙奈ーーー!!!」





―ギィィ―

無くしてしまった日常
消されてしまった未来

永く短い時を跨ぎ
現れたるは無垢なる少女

白い顔に白い布

もう語る事はなく
もう微笑む事もない



「……そんな……」

命は脆く

「……いやだ……」

命は儚く

「……うそだ!…」

命は尊い

「……あ…あ…………うあぁぁぁぁ!!!」


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