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雨の降る夜
【その他 官能小説】

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雨の降る夜-1

 雨の降る夜のことだった。土砂降りで家の窓から街灯が見えぬほどに降っている。住宅地にある一軒家に瞳は住んでいる。夫は単身赴任で半年に一度しか帰らない。子供はいないので一人暮らしのようなものだった。38歳。まだまだ女だ。それもいい女だった。渋谷を歩けば熟女系のAVスカウトから声をかけられたこともあった。
 午後10時。テレビドラマも終わり風呂にでも入ろうかと思ったときだ。玄関が開いた気がした。そんなわけはない。鍵は閉めたはずだ。いや確かに開いた音がした。恐る恐る玄関に近付く。そこには全身黒い雨合羽の男が雨雫を体から落としながら立っていた。歳は30歳ぐらい。じっと鋭い視線で瞳を舐めまわすように見ていた。
「あなたは誰?」
「奥さん、忘れたかい?俺だよ」
よく見ると何度も家に来ている庭師の田所だった。きっとこっそり合鍵を作ったに違いない。
「こんな時間に何の用なの?警察を呼ぶわよ」
「呼べないよ、それは無理だ」
田所は自信たっぷりだった。
「何故?」
田所は合羽を脱ぐとスーツのポケットから写真を取り出した。瞳が男とホテルに入る写真だった。瞳は言葉を失った。
「なあ、奥さん。旦那がいなくて寂しいからこういうことになるんだよな?今夜は俺が相手をしてやるよ」
田所は玄関を上がり瞳に近付いてきた。一歩一歩後ずさりする瞳。
「お金あげるから、帰ってくれない。いくらでもいいわ。100万でどう?」
「奥さん、俺は買収なんかされないよ。そんな安っぽい男と思っていたのか?奥さんの旦那みたいに政治家に金渡すようなそんな不道徳な人間じゃないんだよ。世の中金だと思ってるのか?世界に必要なのは、金じゃない。愛だよ。その愛を今から奥さんにあげると言ってるんだ。おとなしくしろ」
田所はそして怒鳴った。
「寝室に案内しろ」
瞳は田所を仕方なく二階の寝室に連れていった。階段を上りながら逃げ出すことはできないかと考えた。外の雨は一層激しくなった。助けを呼んでも誰にも聞こえそうになかった。



「このダブルベッドでいつもやっているのか?」
田所はにたにたと笑った。瞳は立ちつくした。足が震えた。
「全部脱ぎな」
男は腕組みをして椅子に座った。そして小声で囁いた。
「さあ、見ててやるからよ。全部脱げよ」
瞳は白いワンピースをゆっくりと脱ぎベッドに投げた。予想通りの大きなボインが二つ遠慮なく前を向いている。そして瞳の茶褐色の肌に上下ピンクの花柄の下着がよくマッチしている。胸はDカップに見えた。瞳は動けなくなった。
「どうした?さっさと脱げよ」
「もういいでしょ?もう限界」
瞳は泣き出してから凄い目力で田所を睨んだ。
「写真は買い取るわよ。それでいいでしょ」
すると田所は余裕しゃくしゃくと別の写真を床に投げた。それは瞳と別の男性がこの家でセックスをしている写真だった。
「まだ他にあるよ、全部見る?」
瞳はぼう然とした。もうダメだ。もう逃げられない。諦めムードになった。そしてパチンとブラジャーのホックを外した。露わになったおっぱいは育ちがよかった。乳輪も乳首も工芸品のように美形で乳首はツンと立っている。その乳首は歯を立てられる、あるいは噛まれることを待っているようで犯されたいと願っているようだった。乳房は揉みたいほどに丸くそして揺れていた。
「じゃあ最後だな」
「もう許して。お願いします」
「全部脱げないなら写真は旦那に見せる」
「わかった。わかったわ」
瞳は田所に背を向けショーツをゆっくりと降ろした。暗い部屋でシルエット上に瞳の肉体は浮かびあがる。
「早くこっちを向け」
瞳はゆっくりと田所に向き合った。そして片手で胸を片手で陰部を隠した。
「手をどけろ」
瞳は手をどけて両サイドにだらんと落とした。素晴らしいとしかいいようもない裸体だ。アンダーヘアーが卑猥でよかった。田所は一枚写メを撮影した。
「もういいでしょ?」
「だめだ。オナニーしろ?」
一瞬何を言われたか瞳は分からなかった。



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