今宵、変化の夜に-2
部屋に入りがさごそと解毒剤を探していると背中に重みを感じた。
「ロウ〜、見つかりそう?」
おんぶの状態で、俺の肩に顔を乗せたルゥが聞いてくる。
俺の耳にルゥの犬耳が触れ、くすぐったい。
・・・この耳や尻尾って・・・。
ふいに悪戯心がムクムクと湧き上がる。
「ちょっと、待って。」
そ・・・とルゥの体を離す。
そして尻尾をすぅ・・・っと撫でてみた。
「きゃん・・・っ」
びくっと体が震えた。
もしかして・・・とは思っていたが、どうやらビンゴらしい。
耳と尻尾は性感帯。
本人は突然のことにただただ驚いて口元を押さえている。
・・・こんな機会はないしな。
ルゥの手を引き寄せ、自分の胸にルゥを包み込む。
「え・・・?え・・・?」
耳をぴくぴくと揺らし、警戒している。
ぱくっと耳を甘噛みし、ぺろりと舌で舐める。
「ひゃ・・・、あんっ。」
自分の体の変化に戸惑っているのか、腕の中でじっとしていた。
この反応に気を良くした俺は、もっと声が聞きたくて首筋にキスを落としてみる。
すると、びくりっと体を震わせ
「あぁっ・・・。」
たったそれだけの声なのだが
ぷつん・・・。
俺の中で、理性が途切れる音がした。
「ちょ・・・、ロウ・・・やぁ・・・何する・・・。」
何するってこの状況で今更だろ?
「気持ちいい?」
尻尾を指に絡ませながら、唇を塞ぎルゥの口腔内を貪る。
ルゥの質問には答えず、そのままルゥの敏感な場所へ指を滑らせた。
「あぁ・・・んっ・・・ロ・・・ウ。」
途切れ途切れに俺の名前を紡ぐ。
肩で息をしながら頬を紅潮させている。
先ほど深くキスをしたせいか唇もいやらしく濡れていて堪らない。
そっと、ルゥを抱え上げ部屋の片隅にあるベットに下ろす。
未だに体を重ねる行為に慣れていないのか、ふとした瞬間に上目遣いで俺を睨んでくる。
その瞳が更に俺を煽っているということをルゥは知らない。
わざと今度は敏感な部分を外し、耳と尻尾を攻める。
「んんっ・・・く・・・あんっ。」
気持ちいいのだろうけど、どこかもの足りない表情。
顔を上気させ、どうしてと言いたげに揺れる瞳。
「・・・どうして欲しい?」
知ってて聞く俺は性質が悪いだろうか。
「・・・・・・。」
無言のまま瞳を反らす。
「尻尾が邪魔で、よく見えないんだよね。・・・足、手で持っててくれない?」
我ながら意地悪だと思う。
無理かな、と自分で行動を起こそうとしたその時
「お・・・願い・・・っ、ロウ・・・のが・・・欲しい・・・。」
ゆるゆると膝の下に手を挟み、秘部がよく見えるように持ち上げる。
「・・・・・・っ」
その姿が余りに扇情的で思わず蜜壷に舌を這わせる。
「あぁんっ・・・ロウ・・・っ、んは・・・ぁっ。」
喘ぎ声と共に、悦んでいるのか腰を押し付けてくる。
溢れ出す甘蜜をぺろぺろと舐め、胸の突起を捏ね繰りまわす。
「いやらしいな、ルゥ。こんなに蜜を溢れさせて、腰を押し付けてもっとっておねだりしてるみたいだ。」
わざとルゥが恥ずかしがることを言う。
「・・・ちがっ・・・あぁっ・・・。」
下唇を恥ずかしさのためかきゅっと噛み締める。
その姿がいじらしくて噛み締めている唇をぺろり・・・と舐め蜜壷に指を入れかき混ぜた。
「あ・・・っ、ロウ・・・も・・・だめ・・・ぇ。」
それが合図のようにルゥに覆いかぶさり、自分の熱を打ちつける。
「あんっ・・・あ・・・あぁ・・・。」
俺の背中にルゥがしがみ付く。
「んぁ・・・も・・・イッちゃう・・・っ、んっ・・・。」