Portrait-12
「何をするの!!ここをどこだと・・・・」
「この辺りに人はおりませんよ。
ここは現在私やアウザー様が使っているアトリエですから、他の者が近づくことはありません。
・・・折角ここに来られたのですから、是非セリス様にも絵画について体験していただければと思います。」
耳元で響く画家の呟くような言葉に、
セリスは一瞬身震いし
思わず顔を背けようとする。
だが、
―――サワッ・・・・
「 んんっっ!!! 」
セリスの下腹部、衣類越しに画家の両手の指が押し付けられる。
上下に擦るようにして布越しに伝わる指の感触に、
セリスは唇を噛み締めつつ背中を反らせていた。
通常では考えられないくらい敏感な自分の身体――――
これでは以前と全く同じ――――
だがセリスの反応に構わず、
画家の両手はセリスのズボンの紐を巧みな手さばきでほどいていく。
そして開かれた僅かな隙間に普段は筆を握っている男の掌が音もなく滑り込んだ。
―――サワ・・・サワ・・・・クニュ
「んっ・・・んふっ・・・」
「こうしてまたセリス様に触れることができるなど、夢にも思っておりませんでした。
だが残念なことに、今回は“約束”もあって1つになることができないのですよ・・・・・」
「や・・・約束って・・・あゥッ!!!」
画家の発した言葉に反応しかけたセリスの動きは、
セリスの下腹部に対する愛撫によって封じ込められる。