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Queen Celes
【二次創作 官能小説】

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Portrait-13

今セリスの下腹部を覆っているのは、
前回とはまた趣をことにした黒いティーバック。

動きやすさを第一にと選んだのだが、それが逆に画家の興奮を更に高めることになる。


下着の下に秘められた“薔薇”を焦らすかのように、
爪先をあえて布地に押しつけひっかくような動きを見せる。

それがお香の効果により弛緩していたセリスの五感に稲妻を走らせ、
全身を仰け反らせたのだった。




―――カリッ・・・カリッ・・・クチュッ・・・ヌルッ



「・・・ンッ、あっ、んっ、いっ、ぁあ!!!」



「・・・濡れてきたようですね。相変わらず敏感な身体だ」


ひとしきり指を遊ばせつつセリスの耳許で思わず呟くと、
自らの上で息を荒くするセリスの身体を抱きすくめたまま、
画家は空いた左手でゴソゴソと自らのズボンのポケットをまさぐる。



その最中でも画家の右手はセリスの下着の上をゆっくりと柔らかい手つきで撫で上げ続けている。

既に前回同様、
セリスは既に抗えなくなっていた。
いや、かつて身体を重ねた男に再会した時から内心この展開がくることを望んでいたのかもしれない。

ぼんやりとした頭でセリスはそう思った。



やがて画家の左手が
“何か”を掴み出す。

それは黒い厚手の生地で編まれたアイマスク。

ここで画家は初めてセリスのズボンの中から右手を引き出すと、
両手でくしゃくしゃになっているアイマスクをいっぱいに広げると、

セリスの波打った金髪の上から彼女の両目をぴったりと装着させた。

セリスの視界が一瞬で漆黒の闇の中に包まれる。



「 !!! なんなの?!」


「ご心配なく。これも趣向の1つです。

今日はセリス様を
“もてなす”のが私の仕事ですから」


セリスの耳元に唇を寄せるようにして、
画家の囁きが一瞬で戸惑うセリスの動きを止める。


画家の右手が衣服越しにセリスの右乳房を掴み、
左手が再び彼女のズボンに伸ばされた。


やや力を取り戻したお陰で、
セリスは自らの右手を相手の右手の上に重ねて引き剥がそうとする。

だが視界を封じられたセリスの弱々しい抵抗も、
画家の力強さのままになすすべもなかった。


「 ひうっ!!!」



呻くような声がセリスの口から漏れ、
その身体はブルルッと大きく震えた――――


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