私が欲しいなら-4
ひとより少しだけ盛り上がった私の恥丘。
下着越しに見たくらいじゃわからないと思うけれど、
触ってみたら明らかにわかる、誰にも知られたくないイヤらしい私の陰部。
柔らかな陰唇もまたぷっくりと膨れ上がっており、
中央の割れ目にそって中指を滑らせてやると、
すでに溢れるほどの蜜が染み出してしまっているのがわかった。
(やだっ 私ったら翔太でこんな気持ちになるなんて……)
ゆっくりと指先を上下に動かすだけで、
卑猥な形状がくっきりと下着越しに浮かび上がるのがわかる。
翔太のはどんなだろう?
このボクサーパンツの向こう側はどうなっているのだろう?
そんなはしたない想像を繰り返しながら私の指は、
いつの間にか激しく快楽を貪りはじめていた。
(んっ あっ んんっ 翔太ぁっ)
唇を噛みしめたまま、声を殺して翔太の名を呼ぶ私。
黙ってたら恰好いいなとか、こんなヤツが彼氏だったら楽しいだろうなとか、
そんな乙女チックな想像は幾度となくした記憶があるけれど、
あまりに近すぎて、あまりに仲が良すぎて、
翔太を性の対象に見るなんてこと、いままで恐くていちども出来なかった。
なのに、突然あんな姿見せつけられたら、卑猥な想像をするなと言うほうが無理というもの。
貧困ながらたくましい私の想像力は加速してしまい、
どうにも指の動きに歯止めが効かない。
(やっ んんっ 翔太っ 翔太のそれっ どうなってるの?)
すっかり濡れそぼった下着を膝までおろすと、
躊躇いも無く割れた秘境に指先を這わす私。
泉のように湧き出る膣口から蜜を取り、剥き出しになったクリトリスにそれを塗る。
いつもしてることなのに、いつも以上に身体が反応しているのは、
友達である翔太を想い慰める自分に背徳感を感じているのか、それとも……
ピロリロ〜ン
そんな時、まるで私の興奮を邪魔するように、
画面に映る翔太の姿が消え、『メール着信』の無機質な文字が表示された。
誰?なんて考えなくともわかる。
私があまりに返信をしないから、きっと翔太が催促してきたのだろう。
私は右手の動きを緩め、けれど止める事なく、
そっと左手でメールを読んでみた。
──どうした?怒っちゃったのか(汗) これで許してくれ。・゚・(ノД`)・゚・。
相変わらずの軽い文面に、少し笑ってしまう私。
けれど、そこに添付されていた画像を見るや私は驚きよりも先に、
はしたなくも本能の赴くまま、右手の動きを加速させてしまっていた。