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私が欲しいなら
【ラブコメ 官能小説】

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私が欲しいなら-5

目を閉じ唇を噛みしめ、わずかながらに恍惚の表情をした翔太。
上半身は相変わらず裸で、たくましい胸板と腹筋がなやましい。
けれど、なにより私の目を奪ったのは、下半身へと伸びた太い右腕の先端、
黒い茂みから聳え立つ雄々しい翔太の陰茎に他ならなかった。

(うそ……でしょ?)

ゴクリと唾を飲み込みながら、初めて目にする陰茎にすっかり目を奪われる私。

美術室にある彫刻にもよく似た美しい筋肉はもちろん、
男性の証たる太くてたくましい翔太のシンボルは、
私の興奮を否応無しに激しく掻き立ててくれた。

バカ翔太!こんな写真送って『これで許してくれ』だなんてどういうつもりなのよっ
これじゃまるで私がその姿を望んでいたみたいじゃない!
流出したら言い逃れが出来ないくらいしっかり顔まで写しちゃって、
こんな写真、私はちっとも望んでなんか……

右手の中指が激しく揺れ動いている。
嬲るようにクリトリスを弄りながら、食い入るようにスマホを覗き込んでいる私。

握り締められた陰茎、抜きんでる先端、
教科書でしか見たことのないいわゆる男性器は、
けれど、どれとも違う、翔太自身を投影した唯一無二の生きもののように見えた。

(翔太っ これが翔太のっ お、おちんちん……?)

まるで朧気な想像を補完するように、
初めて見る男性器を隅々まで観察してるような目つきの私。

熱く火照る身体。知りもしないくせに疼いて止まない下半身。
何かに取り憑かれたような激しい動きの指先は、
慰めると言うより、興奮を煽り快楽を貪るようにしかみえない。

(あっ んんっ 欲しい…… 翔太のが欲しくてたまらないよっ)

もう歯止めなんて効かない。
友達だからなに?背徳感がなんだっていうの?
こんな写真見せられて我慢出来るほど私の身体は大人じゃない。
ちゃんと責任取ってこの火照りを沈めさせてよ……

翔太の顔、握り締められた陰茎、
それを交互に見つめながら揺れ動く私の指先。

部屋中に響き渡るいやらしい音なんて、
シーツに染みをつくりそうなくらい垂れ流れる愛液なんて、
そんなのいっさい気にならないくらい私の興奮がピークに達していたその瞬間、


ピリリリリリ ピリリリリリ


まるでそれを見計らったようなタイミングで、携帯の着信音が鳴り響いた。


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