Model-3
「ここに戻って参りましたら、既にセリス様が紅茶を飲んでソファでうたた寝をされておりました。
こちらに運ばせていただきましたが・・・・ご気分は「私の手首まで縛る必要があるの?!
私を誰だと思っている、すぐにほどきなさい!!」
意識がはっきりしてきたセリスが強い口調で言い放ち、画家の顔を睨み付ける。
しかし相手は全く動じた様子もない。
「さすがセリス様、世界を救った勇者で帝国の元将軍だっただけのことはありますね」
そう言いながら
画家はそのままベットの上・セリスの傍らに腰を下ろした。
「しかし同時にこれだけの魅力的な体をお持ちでもある。
エドガー陛下も言われていたが、
この刺激的な装いはなかなかにきついですよ。
・・・そう、こうして私のような者も手を伸ばしたくなるくらいに」
音もなく画家の左手が
傍らのセリスの太股付近に伸びる。
「!!!ここで私が大声を出せば」
「ご存じでしょう?静かな空間をつくるという理由でこの部屋の外は勿論、
近くには侍女1人たりもおりませんよ」
その時、
「!!!」
セリスの下半身が
“違和感"を感じる。
ドレスの裾の下の
セリスのパンティーからの“違和感"。
人間の指ではない、
独特の感覚。
「 ァ・・・一体・・・何を・・・っ」
「感じられたようですね。敏感な方だ。
いかがですか、私が愛用の筆のお味は??」
セリスの反応に微笑みながら、画家はゆっくりと筆を動かし続ける。
ゆっくりと、時には早く。
―――スゥゥゥ・・・ッ
筆の毛ざわりが
セリスのパンティーの生地を突き抜け、
その下の“薔薇の花"から セリスの五感に直接伝わってくる。
今セリスが履いているパンティーは黒地の花畑をあしらったレース製。
薄くて網目がかった生地が余計その効果を助長する。