記-27
彼女の色黒い頭髪が、前後に揺れ、左右に揺れ、やがて男の左肩に寄り添う。
それはまるで、催眠術にでもかけられたように、眠りの森に迷い込むのである。
しめたものだと、男は調子を上げていく。
彼女の着衣に指をかけて、胸元へ手を差し込むと、カップのかたい感触にたどり着く。
ここまで来れば、目を覚ましたって、かまうもんか──。
いただくものだけ、いただくとしよう──。
男は、もふもふと、隣人の胸を揉んだ。
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