記-23
視界の隅で、彼女を窺った。
ミニスカートから露出した太もも。
ジュースの紙パックから露出したストロー。
テーブルの上の私物。
すっかり警戒心の解けた寝姿。
私のような男に気を許してくれるのは、正直、嬉しい。
しかし、この状況は、年頃の女の子らしからぬ失態である。
無防備にもほどがある。
異性に対する免疫があるのか、ないのか、気づけば彼女の頭は、少しずつこちらに傾きつつあった。
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