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仄か
【その他 官能小説】

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 無料で読める、ケータイ小説を検索して、さくさくとページを送っていく。

 軽快な展開と、適切な語呂で、あっという間に中盤まで読めてしまった。

 自分の書く小説では、まるで適わないと思った。

 そうかといって、物語にのめり込んだわけではない。

 私の左半身の神経は、つねに休まることがないのである。

 どんな些細なハプニングでもいい──。

 彼女と共有できる出来事が欲しい──。

 そんなことを期待する自分が、とても最低な生き物に思えた。


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