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デネブの館
【その他 官能小説】

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デネブの館-3

「ちょっと、駄目……! もう、恥ずかしいから……!」

 俺はアイの言葉に耳も貸さずに、その先端に吸い付いた。空いてる乳房にも手を這わす。
 いい体をしている。そんな下劣な感想を抱きつつも、夢中になってアイの乳房に埋まった。アイは、あきらめたように呟き、自身のバストを好き勝手に弄ばれていた。

「もぉ……」

 乳首を吸うと、アイの体がびくりと震え、息が少し荒くなった。
 口に含んだ先端の感触も、彼女の興奮を示している。
 やはり感じているではないか、嫌いではないのだ。
 そのまま、俺の手は丈が長めの黒いスカートの内側に入り、下着を剥ぎ取りにかかる。

「や、今はそこは駄目……ね? 胸で、終わりにしましょう?」

 ここまで来てわかりましたと言う男などいるのだろうか。
 アイの体に触れることは、基本的には日曜日しかなかった。そして、今日がその日である。
 つまり、こういうことをするのは一週間ぶりなのだ。
 週に一度くらいは、俺の言うとおりになってもらわないとわりが合わない。
 俺はアイの正面にしゃがみ込んで、図々しくもスカートをめくり上げ、やはり白い下着を引きずり下ろそうとする。

「やっ、駄目ェ!」

 アイは俺に脱がされまいと腰を捻ってイヤイヤをする。
 しかし、彼女の薄めのアンダーヘアが俺の視界に入った。そこに、頭を埋めてやる。
 そして、そこに向かって頭を突き出した瞬間、ドサッと何かが俺の頭の上に落ちてきた。
 ひんやりと冷たい……頭に手をやると、刻んだキャベツに人参にピーマンと豊富な野菜が頭の上に乗っかっているらしいことがわかった。
 アイが野菜を頭上にあしらった俺を見て、思わず噴き出している。

「お前な、なんてことをしやがるんだよ」
「馬鹿言いなさいよ。あなたが調理中に無理やりこんなことするから、テーブルからこぼれちゃったんじゃない!」

 アイは口調は怒りながらも、どこか半笑いだ。
 サラダを頭に乗っけたままでは、何をするにも説得力がない。
 せっかくいいところだったのに……俺は渋々とアイに野菜を取り除くように言うと、そのままシャワーを浴びることにした。


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