デネブの館-2
俺はのろのろと静かにアイの背後に近寄る。
やや小柄だった。ちょっと長めのおかっぱ頭から見えるうなじの白さに吸い寄せられる。
今は包丁は使っていないようで、刻んだ食材をボールに移している。
そのアイのウエストを、後ろからそっと抱いた。
「! やっ、ちょっと……! やめてよ、朝食、作ってるところだから……!」
「だって、一緒にいるのは、しばらくぶりだろう? 俺、我慢出来ないよ」
「だ、だからって今そんな」
だぼっとした黒服の内側に手をおもむろに突っ込む。
小柄だが、身長以外の部分は発育が良かったようで、やがて俺の両手にふくよかなバストの感触が現れた。
黒ずくめの割には、ブラは乳白色のもので、なんとなく一貫性が無いように思えた。
「下着は、別に黒くはないんだな?」
「そ、それは……別にそんなとこは、お客さんには見せないわけだし……あっ」
そのブラの上から、バストを中央に寄せるように両手で揉むと、アイは軽く声を上げた。
そのアイの顔をこちらに強引に向けさせて、彼女の唇を貪る。
少女のような小さめの唇、鼻は小さめで、目はぱっちりと世間知らずな猫のようであどけない。
だが、彼女は俺と同い年の、二十も半ばにかかった大人の女性である。
顔と身長だけ見れば、中高生にしか見えないだろう。
それでも、経験はいくらかはあるようで、俺と初めてヤッた時もそれなりに感じていたのだ。
こんな顔して、結構好きなんだろう、こういうことが。
顔だけではなく、体もこちらに向けさせて、ブラを上にずらした。
ボリュームがある割に、乳首も乳輪も小さい。そんな乳房がゆさりとブラからはみ出る。