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数学のセンセイ
【教師 官能小説】

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4時間目-5


「そうなんだ」

貴女ですけどね・・・覚えてます?

俺は相変わらず弥生ちゃんとアカリの話には加わらないで外を見る。
あ〜だいぶ日が短くなってきたな。
もう夏休みも残り少ないわ。

「他校にいるらしいの。絶対に教えてくれないんだよ」
「そうなんだ」
「ね。弥生ちゃんはさ。やっぱりイベントとか好き?」
「え?」
「ほら、私たち受験生には今年はクリスマスなさそうじゃん?」
「そうね。頑張って」
「弥生ちゃんは今までどんなプレゼントとか貰った?」
「え?」
「大人だとさ。私たちが彼氏にもらうのとは違うんだろうね〜」
「・・・・」
「いいなぁ〜。大人の恋愛」


ガタっと大きな音を立てて椅子から立ち上がった。
「アカリ。勉強しないなら帰るぞ」
「え〜。待ってよ。一緒に帰る」
「んじゃ、早くしろよ」
「駅前でマックに寄る?」
「寄らない」
「今日のお礼におごる〜」
「寄らない」
「いいじゃん〜。あ。弥生ちゃんまた話聞かせてね」

「・・・・うん。二人とも気をつけてね」

弥生ちゃんの声を最後まで聞かずに俺は教室を出た。

自分自身にイライラする。






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