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『女神様伝説』
【SM 官能小説】

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第5章-2

 1月22日、「彩香の処女喪失ナイト」の日がやって来た。
 この夜はステージに大型モニターが設置され、また椅子もいつもの背の高い丸椅子ではなく、背もたれの付いた長椅子だった。そして足枷もアイマスクも付けられず、ただ全裸で私はこの椅子に座って幕が開くのを待った。
 やがて幕が開いてリサが現れる。私はいつものように後ろ手に縛られ、上半身は亀甲縛りにされる。そして下半身は大きくM字開脚に縛られた。
「みんな、いつもオマンコをびしょびしょに濡らしているこの淫乱な彩香が、実は処女だったって知ってた?」
「ええっ!」
 リサの言葉に、客席にどよめきが走った。
「今夜はそんな彩香の記念すべき処女喪失ナイトなんだ。みんな、とっくりと見てやってくれ」
 ピューピューと口笛や喚声が起こる。私はもう惨めさで涙が出そうになった。が、その惨めさそのものが喜びでもあった。
 私のオマンコの真ん前には医療用の超小型カメラが設置され、その画像が横の大型モニターに映し出される。私のオマンコのアップだ。
「さあ、お前も見ろ!」
 私は頭をリサに持たれ、首をぐいっとモニターの方に捻じ曲げられた。
 この状態で、リサはまずオマンコの毛を丁寧に剃り始めた。毛があると見にくいからだろう。これは事前に知らされていなかったので私は驚いた。が、がちがちに縛られて身動きできない身では、もうどうしようもない。
そしてつるつるになったオマンコを開いて、リサは処女膜をモニターに映し出した。
「本当だ、処女だ!」
 またしても客席がどよめく。私はくちびるを噛みしめて、恥辱とその裏返しの喜悦に泣き震え始めた。一方、リサはニンジンの先端を処女膜に当てると、そのまま一気にぐいっと差し込んだ。
 痛い!
 鞭や蝋燭とはまるで異なる痛みが体中に走った。わずかに出血もあった。かくして私の処女は失われた。リサはニンジンを、オマンコの中でぐりぐり回したり、何度も抜き差ししたりした。
 さらにはキュウリやバイブなども突っ込み、最後には超小型カメラそのものを挿入した。ステージのモニターには、私のオマンコの内部がアップで映し出される。おびただしいピンク色の襞が、処女膜が破れた際の血に薄く染まっていた。
「きれい!」
 客席から感嘆の声が洩れた。私も呆然として見ていた。自分の体でありながら、自分自身でさえ見たことのない部位だ。
 と同時に、これが不特定多数の客たちに公開されていることに、ものすごい恥辱を覚えた。ストリッパーでさえここまでは見せないだろう。
 やがてリサは私のオマンコからカメラを抜き出してくれた。そして電源を切る。大型モニターは真っ黒い画面に戻った。
「ニンジンに犯されて、晴れて一人前の女になった彩香ちゃんに拍手!」
 リサが言うと、いつものように客席から割れんばかりの拍手が起こった。
 その夜、私は自宅の風呂で、つるつるに剃毛された股間を洗いながら、本当に涙が出てしまった。
 時は流れて2月3日、風呂上がりに自宅の庭で松田聖子の『赤いスイートピー』を歌っていると、急にクラスメイトで親友の美鈴と会いたくなった。
美鈴の家は田園都市線の青葉台である。厚木から青葉台へは、国道246号線を使えば意外に近く、原付でも十分に行ける距離で、私たち二人はお互い頻繁に行き来していた。
「私、何のために大学へ行くのかわからなくなってきたわ」
 そんなようなことを私が口走ると、美鈴は、
「彩香は偏差値だけで大学を選んでるからだよ」
 などと、いささか見当違いな回答を返してきたりした。


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