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数学のセンセイ
【教師 官能小説】

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3時間目-2


「あたしがなってあげてもいいよ?」
「アカリが?」
「うん」
「何のために?」
「だから・・・女避け・・・」

「いらねぇ」

彼女を作ったなんてたとえフェイクでも学校中に知れ渡るじゃん。
絶対、弥生ちゃん泣くし!
弥生ちゃんは年上のくせに恋愛初心者だから
恋愛に関しては年下扱。

んな、いらん行動で弥生ちゃんを泣かせたくないしな。

「でも、めんどくさいんでしょ・・・?」
「ん。平気」
「あ、あたしと手をつないで帰ったり、放課後デートしたり
付き合ってるって広まったら告白は減ると思うよ」

「ん。でも良いわ。俺、泣かせたくないヤツいるし」
「トモキ。学校外に彼女がいるって噂、本当なの?」

いや・・・外って言うか何と言うか・・・

「じゃぁ、あたしがいくらモーションかけても無駄じゃん」
アカリが俺を好きなのは気づいてた。
でも好きって言うのは答えてやれないよ。

「アカリごめん」
「ごめんって言わないでよ」

べそをかきながら俺の胸に飛び込んできたアカリを
抱きしめることは出来なかった。

そこまでずるい男じゃないよ。



こんな放課後のアカリとの会話を弥生ちゃんが見てるなんて知らなかった。





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