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二兎追う方法、教えます
【学園物 官能小説】

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兎の決意-11

「た、タムラ君に、触られちゃってるなんて、信じられなくて――」
「――俺も、ハヤカワさんの、触れて嬉しいよ」
「あああッ、いやだッ、そんなこと……あ、あっ、あッ!」

 触れれば触れるほど、そこからとめどなく溢れてきている。
 ほぐれた陰唇を指で軽くこねたり、拡げたりしていると、さらにツキコの嬌声は大きくなった。
 
「あッ、あッ、駄目! それ以上されると、わたし、もう……!」
「いいんだよ、健康な女の子なら、そうなっちゃうんだからさ」
「や、やだ、わたし、はじめてなのに、そんな……あっ、ああああっ!」

 俺の指がツキコの肉芽に触れ、さらに彼女は顔を険しくして、大きく喘いだ。
 そんな様子を見ていると、俺も完全に勃起して、今にも襲いかかりたい程に昂ぶってくる。
 だが、今は冷静になるよう努めた。
 ツキコの感じている様子が嬉しかったし、もっとそうなって欲しいと思ったからだ。
 俺はわずかに指先に感じるコリコリとした感触のそこを、優しくさすり続ける。

「そ、そ、そこは、駄目! も、もう……もう、わたし、わたし……!」

 ツキコの体がビクン、ビクン、と震えはじめた。
 閉じていた眼は、うっすらと開いているが、ぼんやりと虚空を見つめているようだ。
 ほんの少し愛撫を強くすると、その瞬間は突然訪れた。

「あっ、あぐっ、あ……あひっ! あっ、ああ゛ッ! あああ゛ッ!! あっ、あああ……」

 ツキコは体を軽くのけぞるようにすると、大きくびくりと一度体を震わせた。
 そして、二度、三度と声を出しながら体を揺らしはじめた。
 目は焦点が合っていないように見えたが、その顔が何故だか喩えようもなく妖艶で美しく思える。
 しばらく体を揺らすと、声も小さくなり、力尽きるように体を横たえた。


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